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2014年5月16日 (金)

一昨年の殺処分数について3

さて、今度は成犬の殺処分数について考えてみました。

所有者による持ち込みが484頭。

所有者不明が1777頭。






で、センターのサイトで収容されている犬猫のページを見てみると、

今日の段階では、1日に3頭から9頭が収容されていました。

↓このページの一番上のリンクをたどると、日付ごとに収容犬猫の情報が記載されています。掲示される犬猫は、所有者不明です。飼い主持ち込み犬猫は掲示されません。

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/dobutsu/




収容期間はおよそ1週間。この日数は自治体により異なります。

一昨年までは4日でしたから、7日に伸ばしたことで昨年度の迷子犬が飼い主の元に帰れた数は増えただろうと想像しますが、まだデータは発表されていません。

7日を過ぎるとほとんどが殺処分さると思いますが、実は、人懐こくて健康であるなど、里親探しができそうな犬は、登録団体や登録個人活動家に引き取られることがあります。



茨城の犬たちを、他県の大きな保護団体が何頭も救ってくれているなんて、ご存知でしたか?


少し前、東京開催のセミナーに参加した際、茨城のセンターから救い出した犬を世話しているという、神奈川県在住の人と一緒になりました。

なんだか申し訳なくて、謝ってしまいました…



飼い主がセンターに処分依頼をする理由や、首輪の着いた犬がセンターに収容されたまま飼い主が現れない理由などは公開されていませんが、

他のメディアなどによると、

しつけがうまくいかなかったとか、首輪に名前を付けていないとか、そんな理由があげられると思います。

「犬と暮らす人」と「その愛犬」に、こんな試験があるのをご存知ですか?






日本動物病院福祉協会JAHA
JAHA家庭犬マナーチャレンジ
http://www.jaha.or.jp/contents/modules/sect4/index.php?id=62


この「マナーチャレンジ」テストには筆記と実技があります。

筆記では、犬と暮らす上で、人が知っておかねばならないことが20問出題されます。

実技では、普段の犬との生活が円滑に進むようなコミュニケーションが取れているかをテストされます。

歯磨き、足拭き、マテ、オイデ、一緒に歩こう、今は静かにしてね、クレート内で待っててね、診察台もへっちゃらね、…

そんなことができればOKです。

この項目を見て、

「うちのコ、○○ができないわ」

と感じた飼い主さん。

私の先生はこんなふうに言います。

「お行儀を学ぶばかりでなく、怖いこと、苦手なことを乗り越えるのも、大切なトレーニングなんだよ。わんちゃんたちだって、苦手なものがなくなったらハッピーでしょ」

と。

先生、ステキ✨


こういった犬の社会化トレーニングが広まれば、
しつけが入らないのは犬のせいではないことを多くの人に知ってもらえます。


先進国の多くは、犬連れで電車やバスに乗れるそうです。

日本では「クレートに入れればok」、という制限があり、そうなると小型犬や猫しか対象になりません。

犬と人間社会の線がびっちり引かれています。

だから犬の立場が低く扱われてしまうという面は大いにあると思います。


もし、仮に、

「今日は犬の日。愛犬と一緒に電車で出掛けてみましょう。」

というイベントがあったら、あなたは愛犬と参加できますか?

できる!と答えられる人は、そう多くないのでは?



これが日本の現状。

仔犬のうちから社会化トレーニングをするのは当たり前、という犬飼養ルールがないから、犬と人との間にはいつまでも溝があるように思います。



こんな話をよく聞きますよね。

トレーナーさんの前ではイイコなんだけど、うちではまったくダメ。


うーん… それは当たり前です。


トレーニングされるべきは、まずは人間なのです。

人が犬を扱う方法をきちんと学びたいですね。



自分がしつけられないだけなのに、

「この犬はバカだから」

と、諦めている人がいます。

おバカさんなんかではないんですよ、

と気付かせてあげたいですね(^^)



これはしつけを諦めた一部の人間を責めるという話ではありません。

犬猫を取り巻く日本の社会全体がそうなのです。


だから、だからこそ、こういったテストがあることを広めたいのです。

私はこのテストを知ったとき、すぐに愛犬たちと受けたいと思いました。

うちの愛犬たちのうち1頭は和犬雑種で、成犬で我が家にやってきました。なんのしつけも入っておらず、リードが体に触れると驚いていたので、放し飼いだったと想像できます。私や主人の呼びかけには無反応、鳥のさえずりと変わらないようでした。


仔犬から一緒に暮らしているテリアは、JKCのオビディエンス訓練を終了していました。

成犬で「うちのコ」となった和犬雑種の彼にも同じことを教えようとしましたが、

人間を信用していない、話しかけても無反応なコにはとてもハードルが高く、ゼロから必死に頑張るメリットがあまりないと感じていました。それより大事なことをまず先に、という面が多くありました。

といいますか、少しやって、
あーー、オビは無理だ…
と諦めました。

人を好きになること。まずはそれからだぁぁと。



この「マナーチャレンジ」であれば、普段の生活に根付いた練習ばかり。クリアしたい項目がたくさん含まれていたので、チャレンジすることにしました。


成犬からでもトレーニングはできます、

というより、

しなければならないと思います。









大きな犬なら尚更、人を傷付けることは容易なので、きっちりやるべきことは努力する義務が飼い主にはあります。


最低限、人に迷惑をかけない犬に育てること。
人といて、犬がリラックスできること。

そのためには、トレーニングに通いましょう。
あるいは自分で勉強して、トレーニングしましょう。


うちの和犬のように一筋縄ではいかないコもいます。でも犬と暮らすなら、努力は人の義務だと思います。

できるようになるまで数週間のコもいれば、何年もかかるコもいるでしょうから、根気が重要 (^^;;
特に成犬からの場合は♪

ゴールも大事ですが、そこに至るまでの過程は、人と犬が同じ時間を共有する素晴らしい時だと感じています。


犬と暮らす人が、社会化トレーニングが当たり前と考えられるようになれば、きっと殺処分は減らせると思います。

だから、愛犬と暮らす方はぜひ、受験してみてください。

そして合格したら、どんどん広めていきましょう!

私とテリア犬は合格できました。

次は和犬君です。何年かかろうと、合格してみせますよ☆



飼い犬の変化を周囲の人は必ず見ています。

「あの暴れ犬がお利口になったのよ、あなたの犬もきっと大丈夫よ!トレーニング受けてみれば?」

そんな噂をしてもらえれば、諦めない人が増えるでしょうし、トレーニングの必要性は自然と広まっていきますよね。


私はこんな方法で、犬たちの立場向上→殺処分数の減少を考えてみました。


成犬の殺処分を減らす努力、他には何があるでしょうね。

皆さんだったら、どんな方法を考えますか。




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