10日ほど前。
犬たちと散歩中に、公園で出会った黒猫さん。
柔らかい歩き方と、細身な感じが、まだ若い猫さんだな、保護できそうだなと思わせてくれました。
その時一緒にいた友人が写真を撮ってくれて、
その時は触れなかったものの、
餌付けしたら慣れそうな雰囲気がありました。

私は、子猫たちが里親さんのお宅に無事に迎えられ、黒太郎の譲渡が決定したら、その猫さんを迎えいれられる、でも今は厳しいな…と考えていました。
黒毛だったのと、親が人に飼われているな、という直感もあり、黒太郎と血縁関係にありそうな気がしてなりませんでした。
翌日、写真を撮った友人が再び同じ場所で出会い、保護することを決意してくれて、
今いる! とか、
猫缶食べた! とか、
ケージに入りそうで入らない! とか、
近づくと唸る! とか…
SMSで報告してくれたので、どうしたら保護できるかなぁ。と考えていました。
猫保護活動をしているわけではない彼女の家で生活する場合、まずは健康状態を見るための隔離場所は玄関ホールとなります。そうなると、ケージを開けかねない激しい猫さんだと、少し心配。
玄関開けたら飛び出してった…とならないようにしなければならない。
餌付けしながら家猫になれるか確かめるのがいいんじゃないかと思いました。
慣れそうにない場合でも、同じ時間に同じ場所に来てくれるようになれば、その頃には私も落ちついて保護できる可能性があるし、万が一のときはTNRもスムーズにできそうです。
そんなことを考えること4日目…
その黒猫さんが、路上で轢かれ、亡くなっていました。
出掛けていて帰宅が遅くなった夜7時半ごろでした。
友人から「黒猫が轢かれてる」とメールが届き、聞けば私はすぐそばにいました。
保護しようと決意した友人と私を呼び寄せるなんて。
近くのスーパーで段ボール箱をもらい、黒猫さんを入れました。
タオル越しに、まだ柔らかく温かいことが感じ取れ、事故直後であることがわかりました。
黒猫さんを車でペットセレモニーに運びました。
行きも帰りも、
早く猫用保護器(トラップケージ)を使って保護すればよかった。
という後悔の念に苛まれ、ごめんね、ごめんね、と謝ることしかできませんでした。
尻尾のしなやかな、4,5ヶ月のオスでした。
亡くなってから触らせてくれたってさ…

事故からもう3日経ちました。
亡くなった黒猫さんは別の猫さんかも…という思いもあり、夜15分だけ、公園に行って見ています。
でも、やっぱりいません…
保護しようと計画していた猫さんが事故死したのは二度目。前回のときは庭に現れた3ヶ月くらいの子猫で、鉢合わせしたときはものすごくスピードで走り去ってしました。庭にごはんを置いて数日様子を見ましたが、再び来ることはなく、数日後に路上で轢かれていました。その翌日には、兄弟らしい子猫が、同じ路上でやはり轢かれて亡くなっていました。
自宅周辺で無事に保護した猫さんは、これまで7頭。
ご近所さんが保護した猫さんは、知ってるだけでも10頭前後。
どこで産まれているの?
どこにお母さん猫がいるの?
子猫が次々と犠牲になるこの町内。
猫の事故死は、恐らく皆、見慣れているのではないかと想像します。
異常であることに気付いて欲しい…
子猫が歩いていることに、疑問を感じて欲しい。