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2015年3月15日 (日)

「家庭内ノラ」ではなくなる日

東日本大震災といえば、忘れられないことの1つに志麻の出産があります。

大地震から2ヶ月経つ頃、飯舘村で保護され、預かりボランティア申請していた私の元に連れてこられた志麻。


↑奥が志麻。手前は姉妹猫のふくちゃん


・生後6ヶ月くらい
・ワクチン未接種
・家が倒壊のため譲渡希望
・落ち着いたら不妊化手術して里親募集してほしい


こんな前情報があったものの…

なんと翌日に出産!





私は、まだ会ったばかりの唸り散らす若い猫と、その子猫4匹の世話をすることになったのでした。


懐かしい、志麻の子育ての様子。





私には遠慮なく爪だしパンチを繰り出す志麻でしたが、子猫たちにはとても寛大でした。


よじ登られれば山になり、
噛みつかれればゴムになり、
ねむねむタイムにはふわふわ毛布になった志麻母さん。



出産前日のノミダニ駆除剤滴下と混合ワクチン接種が、赤ちゃん猫たちに悪影響が出ないか心配でしたが、すくすく育ち安堵したのでした。



志麻は身重な身体で、長距離車中、そのまま病院で首根っこ捕まれ注射、犬がいる知らない家でケージから出られず…

本当に本当に可哀想なことをしました。病院では、あまりにシャーシャー激しく抵抗するため、触診もなにもなく、いきなり注射だったのです。志麻にしてみたら誘拐&拷問ですよね…



「人間なんて、人間なんて…ぜったい信用するもんか! 」


そんな気持ちだったに違いありません。


だから、子猫たちに里親さんが決まったあとも、私に爪出しパンチを繰り出す志麻の気持ちは痛いほどわかるつもりでした。パンチは子猫たちを守るためのものだけではなかったのです。


だからといって、いつまでもそのままでは、病気や怪我のときにキャリーバッグに入れられなくて困る。

何より、いつかは抱きしめたいという欲もあるし(#^.^#)


だから毎日毎日、私の手はぜったい怖くないよ…と、優しく優しく接してきたのですが、

なかなか成果はあげられず、パンチも噛みついてくることも頻繁にありました。





猫は環境の変化を嫌う動物。ならば、私に触られることを「習慣」にすればいい!

なんという強引さ(笑)

いやいや、石の上にも三年…です!

呼びかけと、軽いタッチは毎朝欠かさずしてきました。

そのうち、撫でられるために、正座した私の左横にやってくるようになりました。




つい今年に入るまでは、上の写真のように背中しか許されず、少し脇腹に手を移しただけで噛み付いてきました。


しかし、年末に黒太郎が卒業し、お正月が過ぎたころから、脇腹を触っても平気なことが増えてきました。




たまにギロッと睨まれ、そっと手を引っ込める私(笑)


2月に入ると、お腹のほうに手を回すと、ハッと振り返るものの、噛みつくまではしなくなりました!





遅すぎた春?
喜ぶより、びっくりしてしまいました(笑)


きっと黒太郎の置き土産だ♪なんて思ったりして。



お顔もぜんぜん触れなかったのに、硬直しつつも触らせてくれるようになってきました。


今朝なんて、たっぷり触れちゃいました(#^.^#)




嬉しいです。ほんとーーに、嬉しいです。

志麻が可愛くて仕方ないのに触れなくてヤキモキした4年間でしたから。




東日本大震災と福島原発事故から丸4年が経ち、報道でも再び3.11とその後の今を取り上げていますが、

福島の人々の心の闇に少しでも光が差すよう、もっともっと原発事故とその土地の今を報道で取り上げて欲しいと思います。

その土地でしか生きられないと言う農業・漁業などを営む人がたくさんいます。

風評被害を払拭するには適切な報道が一番に思います。

東北方面の食品は一切買わないと言っている人たちが多数いるようです。無理もありません。正確なことがわからないのですから。

正しい報道がきちんとされれば、要らぬ不安もなくなるのです。



私は積極的に福島の食品を買いますよ。志麻とアビーの故郷を応援したいですから。

関東各地へ電気を送るために福島原発がありました。それを忘れちゃいけません… 国や東電の責任のその先に、福島の人々の生活があるということに気がついてほしい。



志麻は妊娠時代すべてを、放射能で汚染された飯舘村で生きました。その土の上を素足で歩き、草を食べ、水を飲み、餓えをしのぐために土も食べたかもしれませんし、土を食べる生き物を食べていたかもしれません。


今後、どのような影響が出るかはわかりませんが、少なくても子猫たちは無事に生まれ、今も健康です。

まずは健康なうちに、内臓の状態を見る血液生化学検査をしてもらおうと思っています。抱っこできる日ももうすぐ♪



↑名前を呼ぶと目を細めてお返事するまでになった志麻


抱っこできるようになったとたんに病院じゃあ、志麻はまた怒りんぼ猫になっちゃうかな^^;



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