歯が溶けていく病気
1月にお世話した黒猫Mofuさんに、歯が溶ける病気「破歯細胞性 歯頚部吸収病巣」が見つかったわけですが、
猫さんたちには珍しくない病気だということで、うちのコたちに発生してないかどうか詳細をネットで調べてみました。
情報は少ないものの、初期段階の写真を見つけたので、うちのコたちのお口と比べてみると…
案の定、7歳のミュウに、それらしき歯茎の腫れを見つけました。
動物歯科医の先生がいる病院に連れて行くと、吸収病巣は歯茎の中の歯が溶けていくためレントゲン写真を見なければ正確にはわからないとのことでした。
奥歯の歯石も気になっていたし、
何年も内臓の血液検査をしていなかったので、
まずは血液検査をしていただき、異常がないことを確認したうえで、全身麻酔によるクリーニングをお願いしました。
麻酔後、歯のレントゲンを取って診ていただくと、やはりありました。歯茎の中で虫食い状態になっていた歯が3本。うち1本は摘まむとポロっと折れたそうです。
他に悪いところはなく、その3本だけ抜歯となりました。ポロっと折れた歯も歯根は残っているので、根っこを抜いていただきました。
他の歯はクリーニングしていただき、ピカピカに。
しかし、これでひと安心とはいかないそうです。
破歯細胞性吸収病巣とは根治できない原因不明の病気ですから、虫食いを見つけたら痛みが出ないうちに抜歯、という手段しかないそうで、
残念ながら歯磨きを頑張ったところでどうにもならず… (T ^ T)
ミュウの場合も例外なく、数年後には別の歯も虫食い状態になっていくことでしょう。
世の猫さんたちのためにも、早く治療方法が見つかりますよう、懇願するわけで…
人も、食べ物を噛んだときに痛いと、反対側の歯に食べ物を寄せたりしますよね。あんな感じのアゴの動かし方をしていたら、痛みが生じるほど深いところ(歯髄)に病巣が到達している可能性が高いということだそうです。
進行を止められないなんて…
可哀想で、なんとも悲しくなります…
ミュウは5月で8歳。
もしまた抜歯が必要になるころには、完全にシニア。
全身麻酔のリスクか、歯の痛み緩和か。
そんな辛い選択をしなくてよいように、麻酔に耐えられるよう健康体を保ってやりたいと思います。特に腎臓かな。
やはり、
だから、
ヒューマンレベルの食材だけで作る、添加物なしの手作りごはんが大事なんだと思います。
猫さんたちのこの吸収病巣は結構多いそうですよ。お口の中を見ないから気がつかない、あるいは高齢を理由に諦める、あるいは歯石びっちりで歯が見えないためにわからない… そんな飼い主さんがほとんどなため、治療数は少ないそうです。
今回はたまたまモフさんのことがきっかけとなり、みんなのお口の中をチェックしたわけですが、飼い主としてもうちょっとしっかり観察してやらねばと反省するのでした。
↑キャリーケースを見て逃げるミュウ
防げる病気は防いであげて、通院回数はできるだけ減らしてやりたい!
犬たちにしかしていなかった歯磨きを猫たちにもやってみよう。早めに吸収病巣の発見ができるかも。それ以前に、歯周病の予防もしないと…
手作りごはんも、がんばらねば。
(愛犬たちは全食手作りですが、愛猫たちは好き嫌いがそれぞれ違うため、手作りは半分以下な現状です)
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