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2016年5月12日 (木)

スミレと老人ホームへ

GW中、スミレを連れて、飼い主だったおばあさんのいる老人ホームに行きました。うちから100キロも離れています。

スミレは施設の中には入れないため駐車場に待機。

私だけお部屋に顔を出すと、

「えー?! スミレもかい?!本当に来たのかい?? 車には酔わなかったかい??」

とても明るい声に、私も嬉しくなりました。

車椅子を押して駐車場に向かうと、

スミレさんは見たことのない車椅子に驚いて、少し戸惑っていました。

おばあさんに抱っこされると、段々とわかってきたようで。





おばあさんの目からは大粒の波がポロポロと。

それを背中で受けたスミレさん。





段々と緊張が取れてきて、磁石のようにピタッとおばあさんにくっついてしまいました。

おばあさんに大事にされていたことがわかります。


そろそろ腕がしびれてきたんじゃないかしら。と思ったけれど、なかなか離したくないおばあさん。

今の生活の様子などを話しながら30分ほどすると、昼食の呼び出しがかかりました。

「別れたくないよ、部屋に連れて行きたい」

とまた、涙をポロポロと流すおばあさん。


「食べ終わるまで待ってますね」

と言うと、喜んでくれました。


そして、ちゃんと食べたのかしら?と思うほどすぐにスタッフさんに連れられて駐車場まで下りてきました。

今度は、切ない気持ちより、嬉しい気持ちのほうが勝っているようでした。

口紅も塗り直し、「写真を撮ってちょうだい」と。


スミレもいい表情。





楽しく笑い、色々なエピソードを聞かせてくれました。

スミレを撫でながら「いい子にしてるんだよ」と繰り返すおばあさん。


気持ちが穏やかに収まってきた頃、

「また連れて来ますね」

というと、

「そうかい、そうしてくれるかい。申し訳ないねぇ。お茶も出せないのに」

と。

お茶… (笑)


気付けば駐車場で2時間。日焼けしました^^;

おばあさん、体調崩さなかったかしら。



帰宅してからのスミレさんはなんだかイキイキ。

おばあさんのことを心配していたから、無事でいたことがわかって嬉しいのかもしれません♪

犬って、やっぱり賢い。


うちのアビーも、福島に取り残された恋人が気になっていただろうな… 捕獲した人によると、もう1頭メスのわんちゃんが一緒にいたそうです。しかしケージが1つしかなかったし、警戒して遠ざかってしまったから、捕まえられなかったと。短時間の立ち入り許可だったため時間に余裕がなかったとも言っていました。


犬の気持ちに詳しい人が書いた本には、

「2頭でいる犬たちの一方だけを捕獲することはしない。残された1頭が生きる気持ちを失ってしまうから」

とありました。1頭の捕獲が、別の1頭の命を脅かすかもしれないことを、犬を保護する人たちは知っておかなければならないですね。

そのわんちゃんがどなたかに無事に保護されたことを祈りたいです…



犬は群れで生きる。本当にそうです。

とても家族を大事にするんですよね。

うちのジャックラッセルテリアは犬に対して友好的ではありません。それなのに、私が「このコはおうちがないのよ。今日から家族よ。よろしくね」と説明すると、ちゃんと受け入れ、自分のベッドにそのコが寝ていても怒ったりしないのでした。

そしてアビーのこともしっかり受け入れてくれましたから、アビーはジャスミンのことが大好きになりました。


↑ジャスミン8歳の誕生日5/6 にパチリ☆


スミレともいずれ、絆を作ってくれると思います。





またスミレをおばあさんのところに連れて行きます。

施設内のエレベーターには、動物の写真が貼ってある、あたたかい老人ホームでした。




完全介護なら、うちの近くのホームでも良かったんじゃないかしらと思ったりしました。

もし、今は元気だからと前期高齢者の方がペットと暮らす場合は、いずれ世話になる老人ホームと、ペットを預ける人の住まいとの距離も考えておいたほうが良さそうです。

スミレの場合は片道100キロあり、交通費も6千円を超えます。もっと近ければ頻繁に会えます。

ペットはまさに「生きがい」です。しょぼんとしていたおばあさんが昔のようにシャキッとしたテンポでお話する様子を見て、犬のパワーのすごさを感じました。

そして犬の気持ちを考えた場合は、離れ離れ生活に早く馴染めるよう、将来預ける人とのコミュニケーションを頻繁にしておくことや、社会化トレーニングをしておくことで、犬自身のメンタルを守ってやれるのではないでしょうか。

「高齢者」と言っても、60代と80代は大きく違います。

前期高齢者の方と、保護犬や繁殖卒業犬をマッチングする際はそんなことを考えてみると、みんながハッピーになれるかもしれません(^^)








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