サラちゃん7週経過、納豆パワー
頑張るサラちゃん。そろそろ生後6ヶ月、1.92kg。犬歯は全部生え変わり、残すは奥歯。オトナ目指して、朝から一杯やってます(笑)
(これはルイボスティー)
10口くらい飲んでいました。
ほんのり温かいものがいいようです。ルイボスティーはノンカフェイン。
私自身の貧血症改善のためにほぼ毎日ポットに作り飲んでいるのですが、サラちゃんが私のカップに頭を突っ込んで飲んだことがあり、それ以来、時々用意してあげます。
サラちゃんの病状は、主に白血球が正しく作られないというものですが、病名的には「骨髄異形成症候群」と言うのだそうです。
厳密に言えば、骨髄検査をしていないため断言はできないそうですが、高熱が出たときの顕微鏡検査では、核がない?ような、ぼやーっとしたおばけのような白血球が見えました(>_<)
猫の病気辞典で見てみると、そのような不正な白血球が増えてくると、その割合で「急性骨髄性白血病」に進行したと捉えることから、前白血病段階と呼んだりもするそうです。
サラちゃんの場合はそこに進む前に気付き、先生のご判断で抗生物質とステロイド(プレドニゾロン)投与したら、白血球・赤血球・血小板が正しく作られるようになってくれたので、生活維持ができています。
ステロイドを使い始めて、もう7週が経過。あっという間…
成長期のステロイド投与は不安が大きいことから、できるだけ量を減らしたほうがいいそうですが、3週間前に今以上減らしたときに高熱が出て白血球が激減し、危ない状態になってしまいました。
なので、7週間かけて探ってきた今の量が最低限必要ということで、ひとまずこの量でこれから4週間やっていくことになりました。
一日半錠。
毎日、調子が良いようです。
しかし、このステロイド効果はいつまで続くのか…
不安はどうしても付きまとい、
私の気持ちはどうやっても晴れやしないのですが…
とにかく現実を理解し、
治療法が他にない、あらそうですか、で終わるはずもなく、
治療法がないなら研究する人がいるはずと、毎夜調べておりました。
すると、サラちゃんに似た症例で、しかしながら年齢が違うのですが、同じステロイドに、ビタミンK2を加えて投与した例があり、1年間進行しないままでいるという論文を見つけました。
「骨髄異形成症候群(MDS-RAEB)と診断した猫の一例」 http://www.power-vets.jp/literature/pdf/casestudy_vol3.pdf
また、3ヶ月齢までの「骨髄異形成症候群」発症は、人の同じ病気の場合の病態と酷似しているという論文も見つかりました。人の治療ではビタミンK2を用いることがあるため、子猫にも有用ではないかとの見解でした。(2002-2003年の研究なのでちょっと古い)
KAKEN「骨髄異形成症候群におけるビタミンK2療法の確立…」 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14570999/
もっと最近のものを探しているところですが、
ひとまず見つけたものをかかりつけの先生にプリントして持参し、見ていただきました。
ちょうど病院が混み合っていたため、要点だけを確認してくださり、サラちゃんの病態に近いということで、扱ってなかったビタミンK2を取り寄せてくださることになりました。
論文はあとでじっくり読んでくださるそうです。
治療内容は先生にお任せするとして、私は私で、ビタミンK2の効率的な摂取について調べました。すると、サラちゃんが好む納豆や卵黄に多く含まれているということがわかりました!
現在、サラちゃんの朝ごはんはフルコーススタイル(笑)
以前は「これなら食べる?」を繰り返していてなんとも非効率だったので、最初から色々並べることにしました。
ブッフェスタイルとも言うね!(笑)
納豆や黄身だけでなく、
鉄分が多く脂肪が少ない鹿肉を、茹でるのではなく、軽く焼いてから食べさせていたので、脂溶性であるビタミンKの摂取になかなか良い組み合わせを実施していたことがわかり、思わずガッツポーズ!(笑)タンパク質と油は、ビタミンKの吸収をたすけます。
また、私のサラダから、採れたてのピノ(小松菜の幼葉)だけを選び、丸ごとムシャムシャ食べることもありました。
ビタミンには脂溶性と水溶性がありまして、
脂溶性であるAとDとEとKを多く摂りたければ、サラダには油分をかけたり、油で炒めたりするといいんですよね。ノンオイルじゃあきまへん。
とはいえ、食べたり食べなかったりだし、量は少ないし、というわけで、ビタミンK2剤の到着が待ち遠しい。
シリンジが好きなサラちゃんなので、シロップタイプをお願いしました。嫌がって飲んでくれなかったりして( ̄▽ ̄;)
ビタミンK2は血球を正しく作る手助けをしてくれるそうなので、ステロイド量を減らせる可能性が出てきます。
ここ2週間はほとんど発熱もなく、よく遊びます。でもステロイドの副作用ですかね、ボーッとしていたり、話しかけてもポカ〜ンとしていることが時々ありますが、
毎日30分くらいは、飛び跳ねてボールを追いかけていますから、どこかが継続的に痛いということはなさそうです。気持ち悪さもないのかな、嘔吐もありません。
食べる量が少ないことが気がかりですが、
このままできるだけ穏やかに過ごせるよう願うばかり。
そのために、もう少し調べを進めよう。
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