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2018年1月25日 (木)

新入生ポムくん


「ジャックの里」からの要請で
飼育放棄されたと思われる小型犬を
お世話することになりました。

「ジャックの里」とは、
ジャックラッセルテリア単犬種を
各動物収容所からレスキューする団体です。

7年前に、ジャックの保護犬を迎えたくて
面談に行ってからのお付き合いで、
今回で3頭目のお世話となります。

ジャックラッセルテリアは
俊敏で頑固で警戒心が強いため、
お世話係のボランティアさんたちは
皆、ジャックと暮らし、苦労を知り、
対策を心得ていらっしゃいます。

私もうちの子の気持ちを理解したくて、
たくさんのレッスンを受けました。
それでも、犬の気持ちを理解するのは
難題だと、常々感じております… ( ˘ω˘ )


そんな中でのお世話係、立候補しました(汗


そして、
保護犬のお世話係ボランティアさんが
増えるといいなという思いから、
私目線のお世話日記を書いていこうと
思います。


今回の場合は、
茨城県動物指導センターに
迎えに行くところから始まりました。


2年ぶりでしたが、
収容中に施していただける医療処置が
当時より増えていました。
茨城県が昨年発表した、
「犬猫殺処分数ゼロを目指す」条例の
ための、予算増の影響でしょう。

引き取りボランティアとしては
ありがたいことですが…


話は逸れますが、
昨夜のクロ現、観た方も多いと思います。
広島のピースワンコさんや熊本市が、
殺処分ゼロを掲げた途端、収容数が
2倍以上になったと放送していました。

それは、保護活動をする人間なら、
みな危惧していたこと。

しかしまさか、倍以上とは驚きました。

もう少し、対策を増やしていかないと、
ゼロの取り組みは2,3年で衰退か…


私が保護犬のお世話ができるのは
年に1頭がやっとです。
すでに3頭いますので。


収容された犬猫の行き先
(保護ボラや里親)の確保だけでなく、
安易な購入ができないようにし、
繁殖は免許制に。

安倍内閣が大好きな「抜本的改革」
とやらが必要に思います…



話は戻し、連れ帰ったのはこの子。
ジャックラッセルテリアと思われます。
仮名を「ポム」としました。







りんごちゃんのように幸せになってほしいので
フランス語のりんごの意で「ポム」。


去勢済み、マイクロチップ挿入済み。
攻撃性なし。人好き。対犬問題なし。
ジャックらしく、よく吠えます。

マイクロチップの登録住所に住む方は
飼い主ではなかったそうです。


収容施設には三週間ほどいたようでしたが、
飼い主さんはとうとう現れませんでした。


初めて会うポム君は、
バタバタと落ち着かず、
私に飛びついてきました。

不安と恐怖で精神が参っている様子でした。
怯えるタイプではなく、パニクるタイプです。

そういうタイプのほうが、
メンタルの修復は早いと思われるので
まあ、良かったかな。


ちょっと安心して、必要書類にサインし、
マイクロチップの登録を私に変更して
いただくよう、お願いしてきました。


ポム君はまったく動きが止まらないので
クレートを縦にして上から入れ、
ガリガリバタバタしているまま
車に乗せました。

お世話係だったという男性が
「よかったなあ!」と
声をかけてくださいました。

収容犬たちの生死に
毎日向かい合っているであろう
初老のその男性は、
ポムをにっこり見つめていました。
「この子は噛まないからいいよ、
小型犬の噛みはなかなか直らないからね」
と教えてくださいました。


車を走らせると、ぴたっと静かになりました。
悪臭だけが漂う中、1時間も高速を走り
帰宅しました。


うわー… 恐ろしく臭うな。

何ヶ月放置されていたのかな。

もちろん、ガリガリです。


足先だけでなく、腰やお尻も舐めているようで
変色していました。

保護時はどんな様子だったのでしょう…

腰から下は、毛が刈られていました。


まずはオヤツをあげながら、
コームで埃やらゴミやらを取りました。

ちょっと離れると、ギャンギャンと
激しく、いつまでも鳴いています。
パニック状態です。

洗うのは翌日にしよう。


ふたたびクレートに入れ、
布を被せて暗くし、
脱衣所に置きました。


すると、静かでした。
人気のない場所だと感じ取っています。
そして、疲れていて、暗い中で
ゆっくりできたのかもしれません。


ご飯やお水を運ぶと、
またギャンギャン言いました。

排泄物を片付け、庭を歩かせ、
またクレートに入れ、暗くする。

三日間それをやりました。


ギャンギャンしても何も起こらないよ。
静かにしていたほうが楽だよ。

と、気付いてもらうためです。

収容されている間、不安と恐怖で、
人の気配を察してはギャンギャンして、
それでご飯がもらえると、
勘違い学習をしたのだと想像できました。


ひっきりなしに吠えることは、
著しく体力と思考を消耗させると、
信頼するトレーナーさんに教わりました。


また、興奮を抑えることは、
その逆より簡単だから、とも習いました。


4日目には、サークルに移しました。

ギャンギャンがきゅうーん、
に変わってきました。


なんのコマンドも入っていません。
オスワリどころか、オテもできません。

「人の手は、食べ物を持っている」

そんな思考しかなく、
手を見るとすぐにペロペロしてきます。
オヤツを持っている手には
カメレオンみたいに大きな口を開けて、
パクっと指ごと食べようとします(*_*)

ギャンギャンが減っても、
撫でられる喜びすら、
思い出せない様子でした。



つづく。

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