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2018年2月25日 (日)

とにかくゼロを目指すお話2


2/18に参加してきたシンポジウム、
太田先生の、後半のお話。





具体的にどうしたら殺処分ゼロにできるか、
というお話でした。


収容されたり、持ち込まれる犬猫の
分類を大きく分けると次の4つ。

1.迷子になり帰れなくなった成犬(収容)

2.いつのまにか飼い犬が出産、
貰い手が見つからなかった子犬(持ち込み)

3.事故に遭って怪我を負った猫(収容)
(健康な猫の収容はしていない)

4.飼い猫または野良猫あるいは
他の家の猫がいつの間にか敷地内で出産。
(持ち込み)


というわけで、
それぞれに対策を考えた結果がこちら。


1.
迷子については、
とにかくマイクロチップの挿入を。
各自治体で「条例」を定めるのはどうだろうか。
飼い主の多くが「うちの子は大丈夫」と
思っているから迷子はなかなか減らない。
条例はすぐにはできないから、
マイクロチップ挿入を「常識」と
考える社会を作っていこう。


こちらは、2017年4月から12月の
最新データです。






「返還数」は記載されていませんが、
収容数から、殺処分数と譲渡数を引くと
「170」が残ります。
このほとんどが、
飼い主さんが迎えに行った数ではないかと
推測できますが…

収容数に対して、わずか「6%」!
殺処分の半数が迷子なことを考えると
悲しみに暮れる数です。



2.
市民による子犬の持ち込みについては、
親犬の不妊化手術を必ず約束してもらう。
それだけで、その飼い主からは
子犬は持ち込まれないことになる。


3.
完全室内飼育といっても、
通院などで外出はする。
不慣れな状況において迷子になる
可能性は増す。
やはりマイクロチップ挿入を。



4.
子猫(乳飲み子を指すそうです)もやはり、
親猫の不妊化手術を徹底する。
とはいえ、親猫がわからない場合が多い。
地域に住む方々との交流の中で、
飼い主のいない猫の情報を
共有できるようにしておきたい。

そして何より、人として、
帰るところがなさそうな弱った子猫は
すべて保護してほしい。


そして太田先生は、
「獣医師としても親としても、
子供が子猫を拾ってきたら、
よく助けてあげたね、偉いねと、
めちゃくちゃ褒めています」と。

オトナが無視しちゃ、ダメね。


そして子猫の殺処分をゼロにするには、
やはり飼い主のいない猫の不妊化手術です。


不妊化手術したくても
なかなか踏み込めない理由は2つ。

1つは、手術費用の捻出。

しかし今年度から茨城県では、
TNRの手術費用を
県が全額を負担することになったそうです。

しかし申請から受理までは
市町村の確認などが必要なため、
そう簡単ではない様子…

ただ、市町村と一緒に取り組めること点は
大変嬉しく感じました。


詳細はこちら。
茨城県動物指導センターのサイトより。
http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/seiei/kankyo/seiei/satsushobunn0project.html



なかなか踏み込めない理由の2つめは、
人に不慣れで、捕まえられない!

この対策のためには、
市町村が猫専用トラップケージを複数所有し、
地域猫活動に使えるようにすることが
必須でしょう。

そして、きちんと使える市民を増やすこと。
悪用されないよう、しっかり対策することは
言うまでもなく。


そんなわけで、太田先生は約1時間かけて
わかりやすく4つのパターンに分けた対策を
お話しくださいました。



それだけじゃ、ゼロにならないよねえ!と
思う方に、オマケの説明を。


収容数が大幅に減れば、
殺処分のための施設は不要になり、

その箱は新しい飼い主を待つ施設、
またはケアハウスに生まれ変われます。


「殺処分ゼロを目指す」の「ゼロ」は
そういう意味なんです。


数が少なければ、
一頭一頭に十分な医療行為や
問題行動の修正だってできる。

「殺処分ゼロ」ってそういうこと。


なんか、すっきり!!!納得!!!
開眼!!!って感じです。




太田先生は言いました。

「『うちの子は迷子にならないから大丈夫』
であっても、

マイクロチップ挿入を常識のこととする」と。


大地震が来ても、津波が来ても、
不測の事態が起こっても、

チップを読み取りさえすれば、
おうちに帰れる。家族と再会できる。



かいつまんで、ではありますが、
このようなお話でした。

もっともっと「納得」したことは
たくさんあります。



太田先生のお話には
配布資料がなかったため、
上記の内容は
私の記憶から引っ張りだしています。

だから主観入りなことは確かです(^^;

私の記憶に強く残ったイメージを
元に書きました。



さて、うちの9頭の子たち、
マイクロチップ挿入済みは
わずか1頭。


助成金を使って、少しずつ入れてみるか(^^)
今年度は3/10まで受付けていて、
電話して聞いてみたら、まだ余裕があるそうです。

http://www.ibajyuu.com/event/2017/20170614.html

動物病院で直接相談でき、
マイクロチップを挿入してもらったあと、
病院が用意した書類を書き、
その場で助成金を引いた金額を
病院に払えばokだったと思います。

来年も助成金は続くでしょうね。



それから犬の場合、
避妊去勢をせずにいる飼い主さん、
周辺に多数います。

ほんっと、驚くほどたくさんいます。

お散歩等で会ったときは、
5歳過ぎても手術しないでいると
特定の病気になる可能性があるそうですよ、
と伝えています。


これからは、そこにマイクロチップの話を
入れてみましょう。

とにかく、ひとりひとりが行動しないとね。

そのためのシンポジウムだったのですから。







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