アビーの折れ耳と今後の薬
耳血腫の耳は折れたままのアビーです。
インターフェロン注射、2回目のあと
パンパンだった耳はやや引いて
柔らかくなってきました。
そして、外耳炎の薬オスルニアがよく効いて、
耳の痒みはなくなりました!
こんなによく効く薬ならば、
もう少し早めに出会いたかった・・・
しかし、早く効く薬は副反応も強いと思われ、
オスルニアの使用は2回のみ、と
決められていることもあり、
再発の心配はぬぐえません。
そして4,5回必要と言われたインターフェロン注射が
効いてくることを期待していたのですが・・・
3回目の注射時、
1回目同様、保定が悪く、
針を刺してからアビーが暴れてしまい、流血。
ゆっくり注射することは難しいと
判断されたのでしょうね、
先生はトンボ針から直針に変えて、残る液をブスッ!
アビーはその痛みと恐怖に逃げようとして
診察台から落ちてしまいました。
あー・・・可哀想なアビー。
あの看護師さん、保定を勉強し直していただきたい。
アビーのせいにしてる感じも、よろしくない。
そんな苦い経験をしてしまったアビー。
今週初めに4回目の診察だったのですが、
さすがに今までになく病院に入りたがりませんでした。
だよねー・・・と思いながら、なだめて入り、
先生には、2回目の看護師さんに保定をしてほしいと
お願いしました。
すると、3回目から耳の状態が
あまり変わっていないことを理由に、
インターフェロン注射をやめて
中身を抜くこともアリだとご説明いただきました。
それは痛いのかと伺うと、
時間が長くなる分、痛いと思うと。
保定は3人くらいでやるしかないと。
そんなの、アビーには地獄です。
それならば全身麻酔のほうがいいです。
ただ、アビーの年齢が不確かなことから、
先生は全身麻酔を心配しています。
そして、先端医療とか次世代医療と言われる
「幹細胞療法」もあることを伺いました。
また新しい治療かぁ・・・
ふぅ・・・
予算は初月5万円くらいで、その効き具合で
その後は少しずつ回数を減らしていき、
終わりは特にない、とのこと。
その日は、それについてのお話を伺うだけで、
インターフェロン治療はお願いせずに帰宅しました。
ただ、元気と食欲が少しないことを話し、
4月から止めていた精神安定薬アナフラニールを
復活させたいことを話、処方してもらいました。
というわけで、インターフェロン治療は
3回だけで止めてしまいました。
もったいなかったかな・・・
ひとまず、毎日、耳のケアをしながら
様子を見ようと思います。
アビー自身は、もう痛くないようなので。
しかーし。
これでアビーの問題は終わったわけでなく、
2年も続いている全身の皮膚炎(膿皮症)が残っています。
おそらく、(私の推測でしかありませんが)
インターフェロンにステロイドを入れた注射だったため、
新しい炎症が3つほどできてしまいました。
アビーはステロイドにとても敏感です。
すぐに膿皮症ができてしまいます。
そこで、ビクタスS MTクリームを出してもらい、
それを毎日塗ることにしました。
塗ると舐める、というコなので、全身タイツ、復活です。
これはアルファアイコンさんの「アレルギードッグウェア」で、
通気性や生地の柔らかさ、菌の繁殖を防ぎ、
縫い目やタグを外側につけたものです。
昨年に着せていた2着は
掻きむしって穴だらけだったので、
今回1着だけ新調。
抗生物質入りの「ビクタスSMTクリーム」を塗り、
ウェアを着せると、
掻くことも舐めることも大幅に減りました。
オスルニアで外耳炎の痛みと痒みを止め、
アナフラニールで不安やイライラを取り、
ビクタスクリームで全身の炎症の痒みを取る。
そんなところなのかなぁ。
そこから2週間のいま。10月30日撮影。
ぼこぼこと陥没して見えるところは、
一度すっかり脱毛し、新しい毛が生えてきているところです。
しかしそこの周辺には、まだ無数の炎症が残っています。
胸の部分は春夏と丸禿でしたが、ずいぶんと良くなりました。
(左上にはまだ炎症が残ります)
お腹もかなり良くなりましたが、まだ炎症は残り、
ウェアで覆えないため、時々舐めています。
精神安定薬アナフラニールを再度服用し始めたのは
10月17日から。
効いてきたのか、元気が出てきました。
そして10月29日。鍼灸治療の日。
アビーの外耳炎治療のことや、
精神安定薬を再度始めたこと、
そして治療費がかさんでお財布が厳しいことなどを
鍼灸先生に話し、
治療内容を変えることにしました。
一年以上、鍼、お灸、瀉血、マッサージ、薬膳ごはんを
続けてきたので、
アビーの身体は整ってきているのではないか、ということで、
漢方薬と漢方サプリをいったん止めて、
精神安定薬だけにしてみましょうと。
実際には、甲状腺ホルモンの薬と、炎症部分への塗り薬は
続けますが、全身皮膚炎についての飲み薬はひとまずお休み。
私もホッとして、気持ちが和らぎました。
治療の前に、ここに寄ったからかもしれません。
病院そばのコスモス畑。
アビーも気持ちよさそうに歩いていました。
これから先、またどうなるか、ちっともわかりませんが、
とにかく治療費の確保をしつつ、
全身の塗り薬と耳の衛生を毎日頑張るほかありません。
もしこれでダメなら、幹細胞治療、考えてみます。
でもそれは、お金が溜まってからのお話・・・