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2021年1月22日 (金)

なぜ抗うつ剤なのか

ではなぜ、アビーに抗うつ剤が必要か。
ここを考え直す必要があるのかなと。

止められるものなら、止めたいもの (T_T)


アビーには分離不安はないし、
攻撃性もないので、
精神安定剤なるものに頼りたいと
思ったことはありません。

ただ、次のようなところは
正常ではないな・・・と思っていました。

○ハエや蚊を気にして、口をパクパクして捕まえようとする

○立ったまま一点を見つめてじっと動かず、それが数分に及ぶ

○雷だけでなく、雨だけで不安になってオロオロする

○散歩中は緊張が高く、おやつが食べられない

 

そして実害としては、

・「尾追い」を繰り返し、尻尾が脱毛する

・暇なときにお腹を舐めて脱毛し、皮膚が黒くなる

これらの点は、アビーが我が家に来たときからでした。


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当時は、大地震や津波によって、
怪我をしたのかなと思っていましたが、
あれこれ勉強してみると、
これは「尾追い」による自傷行為だとわかったのです。

 

 

それから1年ぐらいは新しい環境で緊張もあり
精悍な顔つきでしたが、

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やがて、とても穏やかなお顔になっていったのでした。

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なのに・・・2013年冬ごろから口の周りに
皮膚炎が始まり・・・

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原因不明、治療法もなく、
4人の獣医さんにかかりましたが
悪化するばかりでした。

 

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そこで、二次診療の病院に行き、
アジア獣医皮膚科専門医の永田雅彦先生に
1時間にも及ぶ問診(生活習慣など)を
していただき、
PTSDの可能性を告げられたのです。


そのときに初めて、
抗うつ剤「アナフラニール」が処方されました。


*****
PTSDとは。
厚労省のサイトより
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_ptsd.html
「こころの病気を知る」
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。
突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てきます。とてもつらい体験によって、誰でも眠れなくなったり食欲がなくなったりするものですが、それが何カ月も続くときは、PTSDの可能性があります。ストレスとなる出来事を経験してから数週間、ときには何年もたってから症状が出ることもあります。こうしたつらい症状が続いているときは、専門機関に相談しましょう。

*****

 

抗うつ剤を服用すると、
掻いたり舐めたりすることは減り、
今までになく、とてもよく眠るようになりました。

本当にとってもよく眠っていました。

 

そして2年近く続いた皮膚炎は、
たったの4か月で
ほとんど治ってしまったのでした。

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これには本当にビックリしたものです。
皮膚についての薬は、
飲み薬も、塗り薬も使わなかったのですから。


結局、抗うつ剤は、
2016年8月頃までの一年間、服用しました。


それから2年間、皮膚病はまったくありませんでした。


それが、2018年8月、
自宅の改修工事をきっかけに足先を舐める行動から再発。


あれよあれよと広がり、
皮膚科専門医の先生に治療を受けるも改善せず、

またあの時のように酷くなったらどうしようという
不安から、

「抗うつ剤を服んだら治るかも」と安易な気持ちで
抗うつ剤を希望しました。


当時の皮膚科医の先生は、
2015年にPTSDの可能性を指摘してくださった
永田雅彦先生のお弟子さんでした。
だから、とても期待していました。


でも残念ながら、改善しませんでした。


皮膚科の先生は、自らアビーを薬用シャンプーで
洗ってくださり、保湿剤をつけてくださいました。
4か月間、週一ペースで。

水が大嫌いなアビーにストレスかからないかなと
心配でしたが、抗うつ剤のおかげか、
鳴いたり暴れたりせず、おとなしく洗われていました。


しかし、それもあまり効果はありませんでした。

 

費用ばかりがかさみ、
我が家の家計も苦しくなっていきました。


とはいえ諦められるものではないので、
私はあれこれ調べまくり、
甲状腺機能の検査をお願いしました。

T4とTSHを計測。

甲状腺機能低下症だということになりました。


ホルモン剤の投薬を始め、
定期的にT4だけを測りました。

1日0.3mgで、T4値は標準値に
入っていました。

しかし皮膚炎が改善されないので、
1日0.45mgに増やしました。
標準値のど真ん中になりました。

 

それでも、結局、
皮膚の状態は変わりませんでした。

 

今考えてみれば、抗うつ剤をいったんやめて、
それから甲状腺の検査をすればよかったなと。

抗うつ剤を服んでいたから、
甲状腺ホルモンが少なかったのかもしれない
と思うのです。


当時の先生は、抗うつ剤が甲状腺機能に
影響を与えることはご存じありませんでした。

私が、2種同時に服用して問題は無いかと
2,3度質問しましたが、問題ないとのこと。

まあ、それは先生の主観ではなく、
製薬会社の説明書がそうなのであろうと思います。


抗うつ剤そのものについても、
犬の精神科医は日本にはほとんどないため
抗うつ剤をきちんと扱える獣医さん自体が
とても少ないのだと想像します。


ましてや皮膚科の先生に通っていたのでは
甲状腺ホルモンの治療や、
精神科(行動療法)等に詳しいことは
期待できません。


それに早く気付くべきでした。

 

今になって、別の先生から、
甲状腺機能低下症が皮膚病を招いている可能性と、
T4を計測しているだけでは正確ではないということ、
そしてこれまでのホルモン剤の量では足りないのかも。
という新しい話をいただいて、
なんだか、どっと疲れが出てしまったのでした。

 


話は逸れますが、

一年ほど前から、犬の行動学について
会員制オンラインセミナーを受講しているですが、


ぎふ動物行動クリニック

https://tomo-iki.jp/clinic


このクリニックは、日本でおそらく唯一の
「ストレス診療科」を開設しています。


そしてなんとタイミングよく、
そちらで1月13日に開催されたセミナーが

攻撃行動に対する薬物療法‐[問題行動解決塾・理論編]
https://tomo-iki.jp/info/8274


だったのです。

アビーには攻撃行動はないのですが
自傷行為があるため、
薬の選び方などが勉強できればと受講。
とても参考になりました。


ただ、テーマの内容としては、
飼い主の接し方や、おうちの中の環境改善、
そして攻撃行動に対する行動療法だったので、

アビーのような、震災による強い恐怖体験への
薬物療法については、
事例があるかどうかはわかりませんでした。

 

より理解したい場合は、カウンセリングを
受けるしかなさそうです。

 

PTSDと抗うつ剤、

甲状腺ホルモンと抗うつ剤、

そしてPTSDと舐める・齧る・掻く行為、

さらに甲状腺ホルモン低下と膿皮症。

 

甲状腺ホルモン剤と抗うつ剤を増やしている今、
皮膚がすっきり治ってくれれば悩みませんが、
そうではないからヤキモキしてしまいます。。。

 

それに、抗うつ剤を服んでいても、
相変わらず、尾追いがあります。

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アビーはほんと、お医者様に恵まれません (T_T)

可哀想です。なんとかしてやらねばと
頭が痛くなるばかり。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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