ミーナの抗がん剤治療2回目
2回目の抗がん剤
「シクロフォスファミド」の注射が終わりました。
強い副反応が出ることなく、
ミーナ自身の様子は変わらないように見えます。
投与前のCBCでは貧血でしたが、
自宅での様子は調子が良いままです。
先生が、治療計画書を作ってプリントしてくださいました。
〇週目 薬剤名 量
が記入されています。
9週目まで終わったら、
同じルーティンを2週間に一度のペースで行うそうです。
これを「CW25プロトコール」といって、
(4/7追記 NCSUプロトコールに変更)
ミーナと同じリンパ腫の型で治療を行う場合には
最も生存期間が長いとされるメニューだそうです。
犬猫のがん治療で有名な
「日本小動物医療センター」のサイトから
「(4/7訂正)NCSUプロトコール」に関するページを見つけました。
〇日本小動物がんセンター 猫リンパ腫プロトコール
https://jsamc.jp/dr_info/education/pdf/rinpa02.pdf
下段の脚注に
「化学療法剤投与前にCBCを毎回実施。 ・・・」
との説明があり、やはり貧血との闘いかと気が滅入ります。
最初の検査時、すでに末期だそうですから
寛解できるとは思っていませんけれど・・・
それは奇跡だと思いますけれど・・・
もし、できることなら
寛解させてあげたいなと願わずにはいられない・・・
さて、2回目の治療日に
先生が「治療前」と「後」の胃の状態を
比較してご説明くださったので
載せておきたいと思います。
こちらが治療前のエコー画像です。
右上の黒い部分が一番厚い胃の壁で、
厚さが17mm近くありました。
健康な胃の厚みは1mmくらいだそうです。
胃の壁が厚いということは
内側の隙間が少ないということになり、
それは、食べ物が入らないという意味になるそうです。
それでミーナは、
「お腹が空いた」と鳴くのだけれど
ペロペロとしただけで
ちっとも飲み込めない日が続いていたのでした。
とても辛かったと思います。
それが、抗がん剤1回目から
9日が過ぎたこの日は、
同じ場所で計ると
3.4mmにまで薄くなっていました。
中央より右側の水色の点の部分です、見えるかな。
だから食べられるようになったのでしょう。
治療後4日間くらいは先生の指示通りに
ペーストタイプやムース、パテといったタイプの
総合食や入退院サポートタイプを与えていましたが
だんだんと、他のネコたちのドライも食べたがったので
5日後くらいに先生に確認してみると
「吐かないようなら与えてもいいですよ」とのことでした。
その食べたがりが、
胃の壁が薄くなってきたよー!
のサインだったのですね。
食べ物が入っていける隙間ができ始めたわけです。
ミーナの生命力に惚れ惚れします。
いいぞ!その調子で頑張ろう!!
その一方で、
抗がん剤の効き目のすごさというか
変化の速さに驚き、
副作用が心配になったりするのですけれど。。。
体重の推移はというと、
私が自宅で抱っこして計った記録は
このようになります。
1/19 3.2kg (これがミーナの標準体重)
2/1 2.9kg
2/13 2.8kg
2/17 2.65kg
2/21 2.65kg(入院時、病院で計測)
2/22 抗がん剤1回目
2/26 2.55kg
3/2 2.65kg
3/3 2.7kg(抗がん剤2回目、病院にて)
3/7 2.9kg
2回目の抗がん剤投与後、少し増えました♡
がんの闘病中はとにかく筋肉が落ちてしまうそうなので
基本の給与量の1.5倍くらい食べさせても良いとのことで
ウェットタイプの総合栄養食を中心に
ドライも合わせてたっぷり盛り付けて、
食べるだけ食べさせています。
さらに今回のことを受け、
ミーナ用にはカロリーのある、
シニア期ではなく維持期向けのフード、
そしてできるだけお魚系を買い込みました。
温泉卵の黄身もよく食べてくれます。
(すごい勢いで食べるので、ブレます)
今は、総合栄養食のウェットフードが
ちょっとしたブームのようで、
各社競うように次々と新作を発売していて、
様々な種類をたくさん用意することができました。
そして抗がん剤の副作用についても
ご説明いただきました。
抗がん剤は活発な細胞を破壊するとのことで、
癌細胞だけでなく、必要な細胞も壊してしまうそうです。
それで赤血球や血小板が減って
「貧血」が起こるとのこと。
2回目抗がん剤の前に採血したミーナの血は
赤血球と血小板がすでに基準値を下回っていました。
つまり、貧血は始まっているとのこと。
このままどんどんと減ったら
「輸血」という話になるのだろうか・・・
造血剤も合わせて服用するのだろうか・・・
さて、当のミーナの様子ですが、
2回目抗がん剤投与から帰宅したばかりのときは
不安げに部屋をウロウロしていました。
それもそのはず、
エコー検査の際、相当怒って抵抗している声が
私が待っている廊下まで響いてきました。
興奮しすぎて、とても疲れたのでしょう。
しばらくうろついた後は、
温かいペットこたつの上で疲れを取っていました。
エコー検査は毎週するのかな、
確認し忘れました。
この日の夜は三段ケージに入ってもらい
扉を閉めました。
便の状態を確認したいからです。
明け方に様子を見に行くと
ハンモックでゆらゆらしていました。
治療開始前はタール状の便が出ましたが
治療開始後は一度も出ていません。
たくさん食べている分、やわらかめですが、
下痢はしていません。
お膝抱っこも、元々大好きなコです。
一回り小さくなった体をできる限りナデナデ。
ストレスがかかると毛がごそっと抜けるので
頻繁にブラッシングしたりして整えてあげます。
あまりにすごい時、
コロコロ(衣類用の粘着テープ)を使ったら
怒られました(;´∀`) だよねぇ
ミーナはグルーミング女王なので
毛の溜まりすぎが心配です。
ちょいちょい他のコのグルーミングも
買って出ているので
他のコも綺麗にしておかないとなりません。
お世話仕事、かなり増大しています。
でもそれも、ずっとできるわけではない。
残り少ないミーナとの大切な時間だと思っています。
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