ミーナの治療、9回目
8回目の抗がん剤『ドキソルビシン』は
残念ながら効果がありませんでした。
胃にできた腫瘍は直径5センチほどに大きくなっていました。
胃壁も厚くなり、消化活動も滞っているとのことでした。
食べ物が入る隙間がないのです。
8回目『ドキソルビシン』投与の翌日から
嘔吐が出たので、
とっても苦手な吐き気止め(セレニア錠)を
どうにかこうにかしながら服ませ
ミーナはすごく頑張った一週間だったのに、
悲しすぎる結果です。
しかも検査日の早朝には大量に吐いてしまいました。
この量を2か所に。
茶色なのは出血を意味しており、食べ物カスもあります。
左側の薄い液体は、お水を大量に飲んだためでしょう。
さらに検査前日には、
寒がりのミーナが冷たいところを探し、
食事も摂れなくなっていました。
相当キツかったのだと思います。
可哀想に。。。
こんな状態で
9回目の抗がん剤はできるだろうかと
緊張しました。
あまり食べられなかったわりに
体重減少もなく、
貧血もありませんでした。
白血球数が増えていましたが、
ただ、それはリンパ腫の元である
リンパ球が増加していたわけではなく、
おそらく胃の炎症からきているのだろう、
とのことでした。
というわけで、9回目の抗がん剤は
実行可能と判断されました。
当初予定していた4種類の抗がん剤は
すべてお役御免となったので、
というか、効果があったのは
『ビンクリスチン』1回目と、
『シクロフォスファミド』1回目だけ。
そのプロトコルは
ミーナには合っていなかったのでは。
そう思わざるを得ません。
腫瘍科認定医1種の認定医だったら
違うプロトコルを選択をしていたのかなと、
セカンドオピニオンしてみたくなります。
それはそうと、これからはどうなるのかというと、
”レスキュープロトコル”という位置づけの
『L.アスパラキナーゼ』と『ロムスチン』を
使うとのこと。
これまでの週一投与ではなくなり、
『L.アスパラキナーゼ』のあと
3日後に『ロムスチン』
そのあとは、たしか3週間後に『ロムスチン』といったかな、
そんな間隔になるそうです。
そういうわけで、昨日は『L.アスパラキナーゼ』を
注射していただいたのでした。
そして吐き気止めも注射で入れてもらいました。
錠剤への拒否が強くなってきて、
自宅での経口投与は
失敗することも出てきたためです。
失敗というのは、泡で吐き出すという技を
使うようになってしまいました。
さてさて、大事なのはここから。
『L.アスパラキナーゼ』投与後、
注目の翌朝。
あら!食べたい気持ち満々のご様子♡
ディアラさんの「馬肉パーフェクト ミンチ」を
小さじ1くらい食べられました。嬉しい!
そしてお昼になると、同じものを
もう少し多めに食べられました。
これならもっと食べられそうだわと思ったので、
馬刺しとマグロのお刺身を買ってきました。
夜は馬刺しをよく食べてくれました。
マグロは明日ね。
たくさん食べられたから落ち着いたのでしょう。
この日はあまり鳴かないミーナでした。
明後日には『ロムスチン』です。
カプセルを経口投与するとのこと。
その前に、エコーとCBCの検査をするそうです。
最後の砦です。
どうかどうか、効果がありますように。