ミーナの治療、5回目6回目が終わり
一週間に一度の抗がん剤治療を続けている
ミーナちゃま。よく頑張っています。
病院にも慣れてきたのか、
キャリーへの恐怖も少し柔らいで
激しく鳴くことはなくなりました。
怖くて怖くて・・・という状況が続くと
可哀想でこちらも辛くなりますから。
こうなってくれたのも、担当の先生が
とてもやさしく接してくれるからだと
本当に感謝しています。
ところが、、、
5回目の治療日に事件は起きました。
その日のリンパ節や病変の状態に
大きな変化はありませんでしたが、
胃の腫れが少しだけ大きくなっていることが
気がかりでした。
「何か異変があったらすぐに電話ください」
と先生がおっしゃるので、
そういう一言にさえとてもありがたく感じて、
ホッとしながら「ではまた来週」と失礼したのでした。
ところがその5時間後。
先生から
「突然退職させられたので、
来週は〇〇が担当します」と
電話がありました。
あまりに突然のことで、
しばらく怒りが収まりませんでした。
というのも、その病院は中規模で
獣医さんが複数名勤務しているのですが、
初めて通院してから6年の間、
とにかく入れ替わりが激しいと感じていたのです(-.-)
だから、
「また!?」と思ってしまったのでした。
実際のところどのような運営をされているのか
知りませんが、どんな理由があるにせよ、
医療に携わる人を突然クビにするなんて
あり得ません。
しかも、うちのコたちを担当してくださっている
先生が突然いなくなるのは、今回で5人目です。
私、本当に本当に、
苦情を言いたくなりました(-_-)
中で働いている先生方や看護師さん、
受付の方たちは問題なく仕事されているので
不満などありません。
だから問題は、経営側だと思わずにはいられません。
なんてったって、半年も続ける治療を
その先生に託していたのに、途中で
「ケンカ別れ」的に辞めさせるなんて!
プンプン!!
そんな私の怒りがミーナに伝わったとは
思いたくありませんが、
翌週まで担当獣医不在という不安な一週間が
スタートしたその日から、
ミーナがまた吐くようになってしまいました。
気持ちが悪いようで、
「辛いよー」とよく鳴きます。
直前の抗がん剤は、ビンクリスチン でした。
それに悪い感じで反応しているのかな。
辞めさせられた先生の連絡先を教えてもらっていたので
まずは相談してみました。
すると、新しい先生にエコーで診てもらってくださいとのことでした。
調子が悪くなってから4日目。
病院に電話してみると、もう予約でいっぱい。
だってそうでしょう、獣医をひとりクビにしたわけですから
その患者さんが残る先生たちに割り振られるわけで。
獣医さんたちに罪はありませんが、
だからってうちが我慢しなければならない理由にはなりません。
それで5日目になんとか予約を入れてもらって、
それが新担当の先生との顔合わせとなったわけです。
エコー検査で病変の状態を確認して
特に心配はなさそうとのことで、
ひとまず吐き気止めの薬をもらいました。
とにかくホッとしました。
別の場所にポコッとリンパ腫ができたのかなと
心配でたまらなかったので。
新先生は丁寧に説明してくださり、
私の気持ちも汲んでくださっているようで
2日後には予定医通り6回目の抗がん剤なので
そのときにまたよく診てみましょうと
言ってくださいました。
とても良い先生でした。
帰宅してすぐに吐き気止めを服用。
半日後に、ミーナは落ち着きました。
気持ちが悪い時はウロウロ、にゃーにゃーと
落ち着きませんでしたが
安心してよく眠っていました。
吐き気止めをもらって2日目。
食事も普通に摂れるようになり、
少しおとなしい状態でしたが
そのくらいは仕方ないと思える状態でした。
片方の脚に乗れるサイズのミーナさん。
ヤキモチ焼きのとらおがいつもそばに。
ずっと逆立っていた背中の毛も落ち着いてきました。
不調なときは狭い所に入り込んでいますが、
吐き気が治まるとみんなと並んで
窓際でお昼寝しています。
日中は温かくて桜も五分咲きとなり。
そして、6回目の抗がん剤の日。
予定通り、シクロフォスファミドが投与されました。
この薬は2週目の時の抗がん剤で
リンパ節の腫れが小さくなった薬でもありますから
先生も「相性は悪くないでしょう」とのことでした。
で、エコーの結果はこんな感じなのですが、
ポイントは3つに絞られてきました。
1つは胃の病変。治療開始前からあったもので、
これがとても大きいと食欲がなくなり吐き気が出ます。
一度小さくなったのに、また大きくなってきました(T_T)
2つ目は胃と十二指腸の間のリンパ節。
1回目の抗がん剤が効いて小さくなり、
そこから少しだけ大きくなりましたが、問題はないそうです。
3つめは胃の壁。最初は10mm以上あったのに2mm。
こちらも状態は良いようです。
新先生のわかりやすいご説明によると、
今後はこの3つの部位の経過を
診ていくことになるとのこと。
1つ目の場所が特に気になりますねと。
そして「頓服の吐き気止め、少し出しましょうか」と
言ってくださったので、4回分をもらいました。
ちょっと安心します。
それから数日たちますが、吐き気は出ていません。
この結果を総合して、次回7回目の抗がん剤を
予定通りでよいのか、別のものにするのか
判断するのだそうです。
7回目は5回目と同じビンクリスチンなので
このあとにまた吐き気が出たら、
もうビンクリスチンは使わなくなるのかな。
あれこれ先読みしてしまうのはよくないと
思いますが。考えずにはいられず。。。
ねこのリンパ腫治療においては
基本の型はあるものの、
効いてないと思われる薬は
もう使わないようにするのだとか。
新先生はそういった説明も、
きちんとわかりやすくしてくださいました。
それで私も少しずつ平静を取り戻し、
またミーナの好きなごはんやおやつの調達に
励んでいます (^.^)
がんに負けないよう、たんぱく質をたくさん摂って
好きなものもたくさん食べて、
幸せホルモンたくさん出ますように。
ミーナだけ、若い猫ちゃん用の
タンパク質40%以上のフードにしています。
よく食べてくれて、
体重は3.0kgをキープしています。
場合によっては、子猫用フードのチョイスも
あり得るそうです。
それにしても昨日も今日も寒いですね。
体調に気をつけなきゃです。
« アビー、回復傾向 | トップページ | 高峯の山桜(桜川市) »
「0.ミーナのリンパ腫治療」カテゴリの記事
- ミーナと志麻の思い出(お盆に寄せて)(2022.08.15)
- ミーナの四十九日(2022.07.24)
- ミーナ、荼毘に付すまで(2022.07.06)
- ミーナ、最期のとき(2022.06.19)
- ミーナの最後の頑張り(2022.06.12)
コメント