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2022年6月19日 (日)

ミーナ、最期のとき

今日は夏の日差しでしたね。
ミーナが亡くなって2週間。

季節が大きく変わった気がしました。
あっという間です。

突然にググッと込み上げる涙の回数も
ずいぶんと減りました。

ミーナの治療と、最期のときの私の行動は
間違っていなかった、
いつも考えて選択して行動してきたと、
そうだよね、みーにゃん。。。
そんなふうに自分を肯定する日々です。

後悔を考え始めると
何も手につかない悲しみに襲われます・・・


ミーナより少し前に
近所のわんちゃんが亡くなって
ご高齢の飼い主さんおひとりで
散歩されているのですが、
私とアビーのノロノロ散歩に出くわすと
歩調を合わせてくださって
あれこれおしゃべりしながら歩きます。

すでに介護期に入っているわんこの散歩は
実はとても孤独。

犬はもう耳が聞こえてないし、
本能のみで歩いているようで
コミュニケーションも取れません。
飼い主はただひたすらサポートするだけ。


だから一緒に歩いてくださると
とっても心和みます。


散歩仲間というか犬友というか。。。
動物を大事にする心を持つ人との繋がりは
とてもとてもありがたいものですね。


その方は愛犬ちゃんの話になると
後悔・後悔・後悔の連続で
涙が止まらなくなってしまわれて。。。

農村部の田んぼ道だから
思う存分、涙してもらって構わないし、
愛犬ちゃんも愛を感じて
きっと喜んでいると思います。


私のほうがミーナを亡くしてから日が浅いのに
励ます側になっている不思議。

死生観は人それぞれだなぁと思って。。。


たくさん泣いて落ち着ける人もいれば、
泣く要因を排除する方向を探して
平静を保つ人もいる。

私は後者なわけで、
前回の記事から日が経ってしまったのは
書くことも写真を見直すことも
涙の要因になってしまうので
それを避けていました・・・


大きく深呼吸してから写真を見返し、
やっぱり寂しくなって手を止め、
そしてまた深呼吸して書き始めるの繰り返し。

*****

6月3日の深夜。
ミーナの呼吸が早くなって、
もう朝はこないのかもしれないと思いました。

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一晩中、付き添っていましたが
私が見るといつも目を開けていました。

辛くて眠れないのか、
私に病院へ連れていかれないように
気を張っているのか・・・

だから少し距離を置いて、
ミーナには背中を向けるようにしていました。

 


ミーナはお水を飲みに行くと
元の位置に戻らず、
違うところに行って寝そべりました。

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でも大方、この位置に戻ります。
元気な時からこの石タイルの上が好きでした。


暑さ対策で「ひんやりする大理石」ということで
何年も前に購入したものですが
冬でもよく寝そべっているので
その位置を触って確認すると、
ひんやりしているのは最初だけで
すぐに体温と同じになるので
体が冷える心配はない、というタイルです。

どうしてここが好きなのかしら。
ツルツルで綺麗なところがいいのかな。

 

そうこうしているうちに明るくなってきました。

6月4日の朝になりました。


気付けば、ミーナの呼吸は落ち着いていました。

ホッとして、ウェットフード
(BONEチキン:冷凍生肉)を解凍して
人肌程度に湯煎してから運びました。

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ペロペロと舐めました。僅かでしたけれど
食べている姿がまた見られるのは
嬉しいものですね。


朝の時間帯は、私の仕事はもりだくさんで
ずっとそばにいることが難しいものですから、
こうして少しでも舐めてくれるとホッとして
いったん離れて
他のコの世話に励むことができます。


犬たちのトイレ散歩を済ませ、
猫たちのトイレを掃除し、
みんなにごはんを配り、
その合間合間でミーナの様子を
目の端で確認。


割りと頻繁にお水を飲みに行ってました。

 


この日は午後1時から診察予定でしたが
キャンセルの電話を入れました。

とてももう、治療どころではありませんし、
何をしたって恐怖しか感じない病院へ
こんなぐったりしているのに
連れて行くなんてできませんでした。

トロトロフードやお水は飲んでいるから
点滴だけでもという気持ちにもなりませんでした。

とにかく、安心させてあげたいと
それだけでした。


お昼ごろ、お水の横で倒れていた時に、
居てもたってもいられず、
つい、抱きかかえてベッドに寝かせました。

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持ち上げられてグッと体に力が入ったのでしょう。
おしっこが出てしまいました。

ごめんね、ごめんね、と、このときばかりは
「私のバカバカバカ!!!」と後悔しました。


辛くてたまらない時に
抱き上げられたくないはずです。

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ミーナはしかたなく、少しの間
そのベッドに居てくれましたが、
10分もしないうちに別の場所に
移動してしまいました。


あぁ、やっぱりもう、
ミーナの命に執着するのは止めて
ひとりの時間を作ってあげよう。


そう思いました。


できることならそばにいて
ずっと撫でてあげたいけれど、
ミーナは野良で生きてきて
成猫でうちにきたコです。
警戒心がとにかく強かった。


こんな状態になって朦朧としていれば、
おそらく危険回避の感情が
最も強くミーナの意識を支配しているだろうと
想像できました。


「ありがとう、みーにゃがいてくれて
とっても楽しかったよ。
私のところに来てくれて
本当にありがとう。大好きよ」
と何度も何度も伝えて、
部屋を後にしました。


6日前には腫れあがっていた胃のエコー写真を
思い出しながら、
ミーナが安らかに眠りにつけるよう祈りました。


いつもはぐっすりお昼寝している時間帯。

そのまま逝けたらいいね・・・・

 

 

犬たちの散歩に出る夕刻、
出張から戻ってきた夫に
ジャスミンの散歩を頼みました。

私はミーナの様子を見に行きました。


また大理石の上にいました。

辛くてかわいそうなので
早く逝かせてあげたいと思いながらも、

「生きてた。よかった。」

とホッとする自分がいました。


なんだか匂うと思ったら、
トイレの前のビニールシート上に
おしっこが溜まっていました。

最後にトイレに行ったものの、
トイレの壁を登れなかったのだと思います。

巨猫とらおとブーレに合わせて
深めのトイレなので。

 

砂の上でちゃんとできなかった悔しさも
あっただろうと想像しました。

でも、それほどまでに体が動かないのに
ちゃんとトイレまで行くなんて
本当にエライ。

偉いよ、みーにゃん。。。


片付けていると、
志麻がミーナに話しかけていました。

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ミーナはきっと「ひとりにして」と言ったのでしょう。

志麻は2回だけミーナを舐めてあげて
スッと離れました。

猫たちの関係は清いものでした。


ずっと仲良しだった志麻がそうしたならば
やっぱり私もミーナの気持ちを尊重しなきゃいけない。

私がそばにいて、こちらに寄ってくるような
状況ならば、
いつまでも膝に乗せて撫でてあげたいと
思いますが、そうではないのだから。

ミーナの命に執着してはいけない。

強く、自分に言い聞かせました。

 

夜10時、
「もうねんねよ~、また明日。おやすみ」
といつものように話しかけて、
部屋の電気を消し、
私は別の部屋に行きました。

いつものその言葉で
ミーナが落ち着いて寝ようとしてくれたらいいなと。


前の晩は私が傍にいたために
眠れなかったと思うので。


2時間くらいしたら見に行こうと思っていました。

けれど、私は前の晩から貫徹だったので
つい、眠り込んでしまいました。

ミーナの「にゃあー!」という声が聞こえた気がして
飛び起きたら、6月5日の2時でした。


シマッタ!!!!と思いました。


ミーナの部屋に静かに向かうと、
ミーナはもう呼吸をしていませんでした。

大好きな大理石の上で、
手足を伸ばして、
目を閉じて、口も閉じて、
でもお水が流れ出たようで
胸元から前脚が少し濡れていました。
排泄はまったくありませんでした。

 

やっと撫でられるときがきたね・・・
優しくそっと触ると、
被毛はふんわりしてあたたかく、
皮膚は柔らかでした。

しっぽもしなやかでした。

頭もお顔もやわらかく、
閉じた瞼の隙間から
黒い瞳がうっすら見えて、キラキラしていました。

まだ魂は残っていると感じました。

けれど四肢は硬く、丸めてあげることは
できませんでした。

おそらく、
1~2時間の間に逝ったのではないかと思いました。


寝ていた夫を起こしました。
飛び起きてくれました。

夫は何度も「みーにゃ!!ありがとね!!」と呼びかけ、
撫でていました。
そして、ひとりで逝っちゃうなんて、と涙しました。

やわらかな被毛、安らかなお顔、
きっと眠るように逝けたと思うよ
と、夫に言いました。


気付けば、とらおと志麻が、タワーの上から
揃って私たちを見つめていました。

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みーにゃんのこと、きっと見送ってくれたんだね


しばらくの間、
ミーナにたくさんのありがとうを伝えながら
体を隅々まで撫でました。

そして、熱いお湯で絞ったタオルを用意し、
全身を優しく拭きました。
最後の数日は自分でグルーミングできず、
気持ちが悪かったと思うので。

ミーナはとてもきれい好きで、
私がブラッシングしても抜ける毛は
いつも僅かしかありませんでした。

口から出たお水が胸元を濡らしていたので
そこはドライヤーをかけてしっかり乾かしました。


すると夫が、保冷剤を持ってきてくれました。

ミーナが好きだったベッドを持ってきて、
体の下には、
熱が出たときに使う「柔らか雪枕」を
タオルにくるんで敷いて、
体液が出ても良いようにペットシーツを敷いて、
頭、背中側、四肢の間などには
食品のテイクアウトに使う小さな保冷剤を
ミニタオルにくるんで置きました。


みーにゃん、冷たくて気持ちいいよねと
そばで見守っていると、
志麻が珍しく寄ってきて、
私とミーナの間に座りました。

志麻も不安だったのかな

私と一緒にしばらくミーナを見守っていました。

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外が明るくなってきたので、
保冷状態がきちんと保たれるように
上にガーゼタオルをかけました。
そのときに、少しだけ鼻から血が出ました。


外は明るくなり始めていました。


志麻がまた、ミーナの傍に座っていました。

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もうひと眠りするという夫と部屋を出て、
私はひとり食卓に座り、
どんなふうにミーナを弔おうかと考えていました。

結局、夫は眠れなかったようで
鼻をすすりながらコーヒーを静かに入れていました。


きっとその間も、
志麻はミーナに寄り添っていたと思います。

 


朝の仕事が終わるころ、
雨が強くなっていました。


保冷剤を取り換えて
ミーナを窓辺に置いてあげました。

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いつもよくこの場所に居ました。
ここには、たくさんの思い出があるね。

志麻はまた、隣りのベッドに寝そべりながら
時々ミーナを眺めていました。


棺を作ろう。ミーナをミーナらしく、
可愛らしくして
美しいまま、空に送ろう。

10時になったら、
必要なものを買いに行かなきゃ。

涙涙だった私はしゃきっとして、
買い物リストを書きました。


つづく。

 

 

 

 

 

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