スミレ、癌と老化で
癌と共存中の、16歳のスミレです。
脇の下にしこりが見つかってから一年が経ちました。
疲労と老化で、どこでも寝んね状態です。
お水を飲むと、この状態で寝てしまうことさえあり、
そのたびに、いよいよかなと一瞬思いますが・・・
赤紫色で1から2センチ程度のしこりは
大きくなったり小さくなったりを繰り返してきましたが
いよいよもう、小さくなる気配がなく、
周辺の皮膚も毒々しい色になってきました。
獣医さんのお話だと、そろそろ末期みたいです。
肩で息をしていることもあるので
体中が凝り凝りだろうと思い、
マッサージをしてもらうことがあります。
マッサージ後はすっきりしたお顔になり、
正座もできるようになります。
数日でまた凝り凝り状態にはなりますが、
定期的にリカバリーしてあげるのは
それ以上悪くならないために重要だと思うのです。
スミレの皮膚癌は
内臓に転移しやすいという肥満細胞腫。
だから、お腹が腫れてぽんぽこりん状態になると
転移による腹水かと心配になり、
エコーで診てもらうことがあります。
でも結局、腹水はなく、
筋肉低下などによるものだろうとのこと。
長期ステロイド投与によって皮膚が薄くなっているため
血管も透けて見えて、少々ぎょっとする見た目。
そして心臓の働きも弱くなり
流れが悪くなっているそうで、
呼吸が荒くなることが増えました。
不安もあるのでしょう、
なんとなく、誰かの傍にいたいようで。
さらに、高齢&運動不足&膝蓋骨のエラーで
立ったり座ったりもしんどそうで
後ろ脚にナックリングが出るようになりました。
横になるときも大体こんな風に、
片脚を伸ばしています。
視力は明るいうちしか働かず、
暗くなるとほとんど見えない様子。
なので、私が寝ている間は安全確保のため
サークルに入れるようにしました。
いままではフリーでしたが、
少々吠えるだけで、すぐに
ぐうぐうと寝息を立てています。
甲状腺ホルモンも投与していますが
足りなくなってきたのでしょう、
疲れやすく、毛も薄いまま。
ホルモン剤を増やすかどうか、
先生はよく悩んでくださいます。
増やすと元気が出るのでハアハアが酷くなり、
つまり心臓が辛くなるみたいなんですよね。
心臓のためにはゆったりした毎日が望ましいようです。
あちこち弱ってきてるなぁ、という印象です。
でも、スミレは強いなぁ✨と思うのは、
食欲が衰えないところ。
体重2倍ちょっとのジャスミンと
同じくらいのごはんをペロリと平らげ、
その後もお皿を舐めまくり。
嚥下が弱り始めているのか、
汁だくのごはんだとむせることが出てきました。
食べやすくなればと、
トロミ粉を使ってみたら
むせることがなくなりました。
アビーの介護経験が役に立ち始めています。
寂しいことではありますが、誰にでも訪れること。
今年初め、スミレのお正月は
今年が最後だろうなと覚悟してから8ヶ月。
今なお、ノーズワークができるほどの気力があるのは、
丁寧に治療してくださる先生のおかげだと思います。
スミレの主治医選びは考え抜いての決断だったこともあり、
満足度の高い結果になっています。
どうかこのまま、最後まで穏やかに過ごせますように。
ノーズワークは1日3回だけ。
それだけでも、脳と体によいリハビリです。