しまちゃんは昨年5月に福島からやってきた被災猫。エクレアたちのママです。
いまは、8月に保護した風ちゃんと同部屋です。

この二匹はとにかく人見知りが激しく、夫は未だに撫でるどころか、近寄ることすら許されません。悲しいなぁと。。。
風ちゃんは一度だけ譲渡会に出してみましたが、怯え具合がひどかったため次は出すのをやめました。
しまちゃんは一度も出したことがありません。だって、未だに抱き上げられないんですもの!
彼女たちの部屋へ行くと、風ちゃんは平常心ですが、しまちゃんは警戒体制に入ります。


で、しまちゃん大好きなゴムを振り回してみると

すぐに、ノッてきます。ちょっと遠慮しながら(笑)
だんだん夢中になり、

やっと近寄ることができます。

そして、ナデナデさせてくれます。

でもその時間はさほど長くはなく、シマッタ!と言わんばかりにぴょこんと飛び上がり、また警戒体制に入ります。

なかなか私の前でリラックスしてくれません。
でもキッチンでゴハンの支度を始めると、窓から顔をのぞかせ、はやくー! と叫ぶように鳴きます。
朝5時頃にも、起きてー! と叫びます。ハイハイもうちょっとね、と答えてやれば鳴きやみます。いつまでもダラダラ鳴かないところがカワイイのです。
最近になって「微笑みがえし」をしてくれるようになり、しまちゃんなりに私を認めてくれているんだなと感じます。
「微笑みがえし」という言い方が一般的かはわかりませんが、猫同士の挨拶で、じっと目を合わせてからお互いに目を細める仕草のことを言います。親しみを感じたり、警戒していないことを表す猫特有のボディランゲージです。これを猫は人にもやります。気持ちを通わせる手段の1つなのです。
通じなそうな相手にはやりませんので、あまりしつこくじっと見ないようにしてくださいね。微笑みどころか、猫パンチが飛んできますから。
風ちゃんやラムちゃんはうちにきて間もないころから、呼びかけるだけでゴロゴロ言っていたので、微笑みがえしもすぐにしてくれるようになりました。
でもしまちゃんは近づくと目を見開いて、こっちに来ないでオーラを出すこと半年でしたから、微笑みがえしをしてくれた時は感動したくらいです。

そんなシャイなしまちゃんですから、そのすべてを受け入れてくださる人を探すのは至難の技だと感じ、里親探しはすっぱりやめるからずっとうちにいなさい、と思うようになったのでした。
2011年12月、しまちゃんはうちの子になりました。あたらしい名前を考え中ですがなかなか決まりません。姉妹のふくちゃんが新しい家族の元でもふくちゃんのままなので、しまちゃんのままでもいいかなと思ってもみたり。
誕生日はあっさり決まって、2010年10月1日にしました。
最期まで幸せにします。しまちゃん、我が家へようこそ