アビーの老犬介護

2023年3月11日 (土)

アビー、永遠の眠りに

 

高齢犬アビー、2月18日に亡くなりました🌈

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前日の朝まで「ごはん食べたい」と伝えてくれて、

車椅子に乗せてあげると

自分の力で一生懸命食べていました。

 

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しかもそれは11年間手作りしてきた、いつものごはん。

中身変えずにブレンダーでトロトロにしたものでした。

 

その半日後にはもう、舌が動かず、

嚥下もできなくなりました。

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亡くなった翌日にはごく親しい人にだけご連絡して、

安らかに眠るアビーを撫でてもらいました。

翌々日には日頃のお散歩仲間が、

そのまた翌日には通院やらトレーニングやらで

お世話になった先生方までもが来てくれました。

 

そして火葬の時まで駆けつけてくれた友人もいて

アビーは4日間もお通夜していただいたみたいでした。

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来てくださった皆さんに

アビーの思い出話を繰り返ししたせいか、

火葬のときにはすっかり全てが終わった気持ちになり、

アビーのいない毎日にスッと入ることができました。

 

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お通夜とか葬儀って、

残された人のためにあるんだなと思ったりしました。

まだ眠っているだけのような相手に、

これまでの感謝をする時間なんだなと🌹

 

 

アビーとは本当によく出掛けました。

近場の低山に登ったり、海岸に行ったり、

レストランやハンバーガーショップ、

そして居酒屋にも行きました🍻

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成犬で保護されたアビーは落ち着きがなくて

苦手なものが多すぎたので、

社会化すべくしつけ方教室に通い、

「家庭犬マナーチャレンジ」に合格できました💮

そしてオンとオフを学んだ子は

競技系ノーズワークだってできました✨

 

皮膚病が治らない時期は

あちこち通院して鍼もしてもらったけど、

すぐに大きなくしゃみが出てしまい、

刺してた鍼が全部すっ飛ぶという(≧▽≦)

 

晩年は、マッサージにも通いました。

寝たきりのアビーをほぐしてもらうためでしたが

理学療法士さんとの話は楽しいし

毎回淹れてくださるコーヒーも美味しくて、

私の心もマッサージを受けてる気分でした。

 

もう、すべてがとても良い思い出♡

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アビーがいたから繋がったご縁が多くあって、

あの子は私の人生にたくさんの潤いを運んで

くれたんだなと思います。

 

アビーには感謝でいっぱい(^^)

 

真っ直ぐで 融通が利かず 

でも頑張り屋さんで 真面目で 

素朴さが可愛いコでした。

 

アビーがいたから

たくさん出掛けることができました。

アビーがいたから

犬のことをたくさん勉強できました。

アビーがいたから

庭には落とし穴がたくさんできました(;´∀`)

 

アビーがいたから

我が家には笑いがたくさんありました🌸

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生まれ変わったら、またうちのコになってくれたらいいな。

 

 

 

 

 

 

2022年9月10日 (土)

またステージ進み、寝たきり期に

アビー、頑張っても立ち上がれなくなりました。

当然ながら、自力ではまったく歩けません。

 

それでも動きたい、移動したい気持ちが強いので

胸の下と腿の下にクッションを敷いて

少しでも自分で腰を浮かせられるようにしてあげてます。

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・・・全部茶色でどこが何やら(笑)

 

 

しばらくはこれで腰をあげていたのですが

この一週間はそれもしなくなりました。

 

なので、体の脇に何も挟まないでいると

体を支えられずに横に倒れてしまって

ピーピー鳴いて慌てます😖

 

ほんとにまあ、「要介護」です。

 

でも体勢さえ整えば、よく寝ます♡

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横向きに寝ればいいのに

それはまだしたくないようです。

おそらく、横向きはすぐに立てない姿勢だから

不安を感じるのだと思います。

 

でもうつ伏せ寝で

前脚が前方や真横に伸び切っているのは肩によくないし、

後ろ脚も突っ張って伸びていることがあり

それも股関節や膝によくないだろうと思うので、

爆睡を確認してからそっと横向きに寝かせます。

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大方、短時間で気付いてしまい、

脚をばたつかせて

うつ伏せ寝に戻ってしまいますけどね😞

 

それでも、短時間だけでも肩や膝を

リラックスさせることは大事かと思い、

タイミングを見計らっては横向きにしています。

 

 

また悲しいことに、せっかく購入した介護用ベッドが

とても心地良いわけではないようで💦

あるいは違う理由かもしれませんが

『ベッドから降りたい!』と訴えることもあり、

こうなることも。。。

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このうつぶせ寝の姿勢だと

胸全体で体重を支えるため、

褥瘡(床ずれ)はできにくいそうです。

 

とはいってもねぇ。

 

 

余談ですが、この介護用ベッドは

「犬の車椅子のわんうぉーく」さんのお勧めで

「ペットケアマットNEO」という商品です。

高反発と低反発のマットが1枚ずつ

入っています。説明はこちら。

https://www.soukaiketsu.com/SHOP/218576/218569/list.html

 

で、販売店さんがいくつかあって、

私は上記のリンク先からではなく、

ポイントが溜まっていた「帝塚山ハウンドカム」さんで

購入しました。

 

 

話は戻して。

そんなわけで、アビーはもう、

「寝たきり期」に入っているようです。

 

高齢犬の足腰の老いには段階があるようで、

アビーの場合は、

 

1.後ろ脚が弱ってくる時期

2.ナックリング等で10mも歩けない時期

3.立ち止まっていることができない時期

4.立つこと自体にサポートがいる時期

5.立てないし、歩けないしで寝たきり期

 

といった感じでした。

1番は半年以上ありましたが、

2番以降は数週間単位で進行しました。

 

わんちゃんによっては

それらのどこかのタイミングから

排泄にサポートが必要になったり、

嚥下が上手くできなくなったりするようですが

 

アビーは今のところ、排泄も食べることも

問題なくできています。

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きっと車椅子のおかげでしょう。

 

寝たきり期になっても

車椅子に乗せることはでき、

乗せてしまえば、一生懸命に脚を動かして

前に進むことを楽しんでいます。

 

これもやがてできなくなるとしても、

車椅子には前脚・後ろ脚それぞれに

しまう場所が用意されているので、

とにかく車椅子に乗せれば

正しい姿勢で過ごせる時間を作れます。

 

カートに寝かせるよりも周囲を見渡せるし、

排泄も本来の姿勢に近い形になるし、

食事も摂りやすかったりするので、

なにより本犬が体が楽だし、

介護するこちらも楽な場面は多いと想像します。

 

 

 

私はこんなに早く、アビーが立てなくなるなんて

想像していませんでした💧

でも車椅子がどうにか間に合って、

アビーも車椅子に乗るとどうなるのかが

わかってくれたので、

私に持ち上げられたときは

じっと動かずにいてくれることで

毎日少なくても2回は正しい姿勢を取れます。

 

 

アビーはいま、お年寄りを満喫できているかな。

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自由に動けないもどかしさも大いにあるようで

癇癪を起こしてギャンギャンッ!と

駄々っ子のように鳴き止まないこともありますが、

 

そんなときは

オヤツばら撒きタイム~!!としたり、

車椅子に乗せてみたりします。

 

それでも鳴き止まず、こっちも参ることがありますが

そんなことは一日のうちでわずか1,2時間。

他の時間はぐうすか寝ていたり、

車椅子にのって外に出掛けたりしていますから

病気で長いこと苦しむよりも

少しは幸せなんじゃないかな。

いや、アビーみたいなタイプは

歩けないほうが地獄かな・・・

 

 

「老い」を受け入れるって、

本人にとっても家族にとっても

そう易しいことではないですものね。

 

 

寝たきり期から復活することは

まず無いだろうと思うと、

ディパンのマット(滑り止め・防水)を敷き詰め、

家具に緩衝材を施していた時期が

あまりに短くあっけなく過ぎて

若干、虚しさが💦

そんなふうにして

サラサラと小川を流れる水のごとく

あっという間に天国に行ってしまうのかも。

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「ここからが長いよー」という友人・知人もいますが、

どうでしょうね・・・

アビーは結構、プライド高いですからね。

今の自分を受け入れられず

ストレスは大きいのではないかと想像します。

 

 

この先にまた、「ステージ」があるのかな。

 

なにもわからず、ぼんやりしてくる、

って時期があるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年8月 8日 (月)

アビー専用の車椅子

”犬の車椅子のわんうぉーく”さんに

完成品を取りに向かいました。

 

製作期間は10日ほどでした。

おひとりで全てをこなしているそうなので

その時々の混み具合によっても

変わってくるかもしれません。

 

貸し出し用を使わせていただいたおかげで

アビーも私もすっかり慣れ、

よりピッタリサイズの車椅子に会えるのを

わくわくしながら向かいました。

 

後ろのタイヤは、一回り小さくなりました。

幅も狭くなり、高さもベストになっていました。

 

手押しバーを装着することで押すこともできるし、

前方から引っ張ることもできる。

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乗せては歩いてみて、を繰り返し、

高さ、長さ、幅、顎乗せの位置等、

ちょうどよい状態に調整していただきました。

 

「歩みが遅くなったり脚が動かなくなったときは

ここをこーして、あーして・・・」と、

調整の仕方も細やかに教えていただきました。

 

完全に歩けないときは

脚を入れて保護する袋なんかもあるのです☆

 

顎乗せ台は取り外すこともできるし、

状況に応じて片側だけを外したりもできます。

 

細部にわたって工夫が施されており、

とても行き届いていて感激です。

 

 

余談ですが、説明中に

アビーが寝かせてもらっているベッドは、

高反発マットと低反発マットの両方が入っていて

とても気持ちよさそうでした。

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体が弱ってくると、人間と同じように

褥瘡(床ずれ)対策も欠かせないといいます。

 

アビーは寝たきりではありませんが

日に日に動かない時間が長くなっているので

褥瘡がいつできるか冷や冷やします。

 

こういうベッドは褥瘡ができにくいので

すぐにでも欲しいのですが、

まずは車椅子の赤字を解消しなければ・・・(^_^;)

 

 

話を戻しますが、

わんうぉーくさんは最後に、

「ご質問はいつでもどうぞ!

それも含めたお値段ですから!」と

にっこりしてくださいました。

 

なんて心強いのでしょう☆彡

 

子犬向けのパピー教室や

成犬向けのしつけかた教室などは

ちまたにそこそこあるものの、

老犬の介護の仕方教室は無いんだよねぇと

ちょっと不安な思いも抱えていたので

”わんうぉーく”さんの存在は

とてもありがたいものでした。

 

帰宅した日は暑かったので散歩は少しだけにし、

翌日からはこれまでより、少し距離を伸ばしてみました。

 

貸し出し用よりも、やはりしっくりきます。

サイズってとても大事です!!

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アビーはやせっぽちなので、

両肩の外側と

骨盤の外側を

タオルなどで支えてあげると歩きやすくなります。

 

ただ、暑い時期は、そこが密接になっていると

暑いかなーと思ったりして

着けたり外したりしています。

 

車椅子を使う直前の1か月くらいは

自宅の周りしか歩けなかったのですが、

元気なころに歩いていた場所まで

行ってみると、

とってもとーっても喜んでいました。

 

お顔がパッ!と明るくなり、

一生懸命に四つ脚を動かして

前に前に進もうとするのです。

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ああ、車椅子を作って本当に良かった!!!!

 

と、万歳したくなるくらいに満足な気分になりました。

 

 

水田に沿うようにまっすぐ続く一本道。

アビーと10年以上も、毎日毎日、歩きました。

ときどき走ったり、おやつを食べたり、

写真を撮ったりしながらねぇ。。。

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もう、懐かしい思い出。

その頃には戻れない。

アビーがこの道を走ることは、もう無い。

 

でも、車椅子を知ったおかげで

また来ることができた!

 

作っている人にも、

教えてくれた人にも、

費用を工面してくれた人にも、

みー---んなに感謝だね。

 

スイスイと遠出できるものですから、

アビーが楽しそうに目をキョロキョロさせて

鼻をフンフンさせているうちは

どんどん歩いてしまいます。

 

なので、復路は疲れてしまって脚が止まるので

4つの足が地面に着かなくてよいように

足袋に入れて浮かせるようにし、

私の力だけで引っ張って帰ります。

 

帰宅する頃にはアビーは心地よい疲労感と

満足感で、車椅子に乗ったままウトウト。

 

そんな顔を見られるだけでも嬉しいもんです。

 

とはいえ、車椅子は便利なだけではありません。

 

やっぱりバリアフリーのところしか

走れないのです。

 

 

ということで、デコボコになっていた庭の一部を

夫が綺麗にしてくれました。

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ここはアビーがよく穴を掘っていたところで

ちょうど木陰で芝も生えないことから、

すっぽり体をうずめられるほど深く掘って

気持ちよさそうにお昼寝していたところです。

 

これもまた、懐かしい思い出。

そしてもう、穴掘りすることは無い。。。

 

 

でこぼこエリアがなくなったので

アビーを車椅子に乗せたまま

4年前に設置してもらったスロープを下りて、

人工芝の上を通り、

スルスルと車道に出ることができるようになりました。

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住環境を整えると、介護もとっても楽になります。

 

ジャスミンもスミレも車椅子に乗った

アビーをビビることなく、受け入れています。

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私の膝の痛みもなくなりました。

 

他にも変化がたくさんあります。

 

この本も参考にしています。

 

車椅子のことは出ていませんけどね。

それ以外のこと、参考になります。

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苦労や苦悩をたくさん抱えながらの

頑張りや踏ん張りだけでは

介護は続けれられません (^-^; 

 

私が根性なしなのかもしれませんが、

賢く介護することで心に余裕ができて

なによりそれが愛犬の笑顔につながるんだなと

身を持って体験しています。

 

アビーと同じような前庭疾患に

愛犬ちゃんが突然なってしまったという

知人から電話があり、

たいへん、たいへん、どうしたらいいのー!!

と、ちょっとしたパニックになっていました。

 

なるよねー。パニック。動揺。あせり。先々への不安。

 

色々とお話しして、少し落ち着いてくださったので

ひと安心。

 

私だってまだ、老犬介護の初心者ですが、

もう、こうして誰かのお役に立てるのです。

 

大変な苦労をしている人は少なくないなぁと感じます。

 

他にも、車椅子生活で変わったことがあるので

また書こうと思います。

 

 

 

 

 

 

  

 

2022年8月 1日 (月)

アビーがほとんど歩けなくなりました

 

8月になりました。

昨日あたりからまた一段と
厳しい暑さになりましたね。

天気予報では木曜あたりから
気温が下がるようなので
待ち遠しいです。

今朝は6時前から散歩に出ることが
出来たのですが、
その頃だとまだそれほど暑くなく
朝らしい気持ちよさがありました(^^)

明日もそんな時間に出られるといいのですけど。

 

さて、アビーの老化が
また一段進みました。

 

それはミーナが亡くなって5日後の夕方。


アビーを夕方の散歩に連れ出したところ、
ほとんど歩けなくなっていました。

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突然に、というわけではなく
徐々に弱ってきていたので、
とうとうこのときが来たかぁ・・・と
すんなり受け入れられたのですが
やはり排泄の問題はどうしてよいものか
まだ試行錯誤でした。


ミーナが穏やかに亡くなって火葬も終わり、
祭壇も整え、
たくさんの思い出とミーナへの感謝を
繰り返し繰り返し思い起こしている時だというのに。

まるで、落ち込んでいる暇はないよと
次の仕事を無理やり与えられた気分

・・・(^-^;

 

老化は誰にでも訪れるものだし、
これまで命に関わる病気なく
「老犬」になれたのは幸せなこと。

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ミーナが重い病気で亡くなったことで
アビーの老いにありがたさを感じます。

ただ、私はとても疲れていました。
悲しみは体力を奪いますね。。。

でも、ミーナの看病と通院が無くなったので
体は少しゆっくりできていました。


ほとんど歩けないとなると、
最大の問題は排尿。

なにがなんでもマーキングしたいという
タイプですから、
すべてを圧迫排尿という技で出すのは
至難だし、
アビーの生きがいも奪ってしまう気がして。

 

かといって、ずっと引っ張り上げながら歩くのは
アビーの体にもよくないし、
クネクネしちゃって背中がまっすぐにならないし、
私の腰やら膝もいつ破綻するやらで
こんなこと、ずっと続けるなんて無理ー!と
なったわけです。

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そこで、かかりつけの先生に、
ほとんど歩けなくなってしまったと相談すると、

ごはんや排泄のときに立ち姿勢にするための
車椅子(歩行器)を自作してみる

というアイディアをいただきました。

YouTubeで動画を出している人がいるそうで。


しかしながら、いくらアビーのためとはいえ、
工作がとーっても苦手な私は、
(そして夫もあまり上手くない(笑))
いつ出来上がることやら・・・と思い、

犬の車椅子を作ってくれる工房を
探してみました。


すると、本格的なオーダーメイドで、
下半身のための二輪車と、
老齢等で立てない犬のための四輪車を
つくっている工房さんが
関東にいくつかあることを知りました。

それらの中から、
病院からの製作を依頼されているという
2者(2社)をピックアップし、

さらに、
リハビリ先生にその辺に明るいかどうかを
聞いてみました。

するとビンゴでした!

私が見つけた2社ともご存じで、
先生の視点でその違いを
教えてくださいました。

 

私も私で、HPをよく読み、
どちらもとても良さそうなのですが
総合判断で

「犬の車椅子のわんうぉーく」さんに
決めました。


ご興味ある方は検索してみてください。
トップページにある「オフ会動画」には
車椅子に乗って笑っているワンコたちが
たくさん登場していて、
それを観るだけで
感動の涙が出てきてしまいますから。


さっそくアポを取り、
アビーを連れて工房まで向かいました。

受付もサイズ計測も製作もアフターフォローも
すべてひとりでこなしているという
”わんうぉーく”さんは、
それはそれはテキパキとサイズを計り、
近いサイズの4輪の車椅子を
貸し出してくれました。

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あご枕になってくれているのは
イケアのゴルちゃん。

 


乗せかた、おろしかた、
犬が自分で歩く場合、
気分的に歩かない場合、
老化が進んで歩様が変わってきたときは・・・
等々、あれこれご指導いただいて2時間!

説明の時、アビーは横にならせてもらいました。

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アビーが車椅子をすんなり受け入れたので
正式にオーダーして完成までの間、
この貸し出し用車いすを
お借りすることにしました。

 

自宅の庭で練習し、
さらに、どこならば車いすで行けるかな、
ということもチェックしなければなりません。


車いすはバリアフリーエリアでしか
走れませんから。

 

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そんなこんなで、お借りしてきて10日ほどは
あれこれ目が回る日々でした。

写真には協力的な夫が写っておりますが、
ほとんどの日は私一人で練習と
行ける場所のチェックをしました。

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また、乗せたりおろしたりを慎重にやらないと
怖がったり嫌がったりするようになってしまうので
そこは慎重にやりました。


つづく

 

 

2022年5月 9日 (月)

「アビ爺」の近況

ゴールデンウィークが終わっちゃいました。

あっという間でした。

 

結局、出掛けたのは一日だけ。

近場の低山でハイキングしてきました。

それだけでも満足。

 

普段、ほとんど休みのない夫も

今回は仕事量が半分くらいだったので

積極的に庭掃除やお料理をしてくれました。

振り返れば外食はゼロだったなぁ、なんだか意外。

 

おかげで私はミーナの看病に

全力投球できました。

 

 

さて、アビーの近況を。

 

耳の治療は定期的に続いているものの、

結局のところ前庭疾患も老化のうちだし、

中耳やら内耳やらの問題も

高齢ゆえのことと割り切って、

 

 

かつて祖父母のことは

敬意をもって労わってきたように、

 

年老いた愛犬のことも

感謝をこめて労わってあげましょう、

というスタンスで考えられるように

なってきました。

 

 

背中や腰を触ってみて

冷えているときはお灸をして、

 

 

歩き方がぎくしゃくしているときは

動物理学療法士さんに整体をお願いして、

 

 

肌寒い日は鶏肉と新ジャガの

ほくほくごはんを、

 

ちょっと暑くなった日には

牛肉とトマトにセロリなんかも加えて

さっぱりするごはんにして、

 

ちょっと寒い夜には

ガーゼのタオルをかけてあげて、

労わり尽くす。

 

 

 

オムツやらハーネスをしておけば

介助しやすいのは確かだけれど、

 

アビーにとっては煩わしいだろうし、

締め付けで血流が悪くなるから

良いこと無しと気付いて。

 

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だから家の中では

一切しないようにしました。

 

 

 

そうなると、ちょっとした尿漏れで

ベッドやらを洗濯しなければならなかったり

するのですが、

ベッドを2つ用意したり、

しそうなときはトイレシートを敷いたりして

先回り。

 

ごはんを食べているときに出てしまうのは

相変わらずです。

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尿漏れ防止に良いとされる食品も

取り入れていますけれど、なかなか。

 

 


朝と夕方には雨でもしっかり歩いてもらって、

というか散歩は

アビーの「三度の飯より好きなこと」

なので、最優先してやらねばと。

 

散歩の時間になると目だけキョロキョロして

ハーネスを着けてもらうのを待っています。

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前庭疾患が出てすぐのころは不調で、

朝になかなか起きられなかったり、

 

不定期に徘徊が止まらなかったりしたので

規則正しくしようにもできなかったのですが、

 

春めいてきてからは

朝の時間帯に目を覚ましてくれるので

一日がスムーズに進むようになりました。

 

耳の治療のおかげでもあります。

 

 

 

とにかく毎日2回、

土の上をしっかり歩かせてあげること。

そして体を冷やさない。

水分不足にさせない。

 

それで血流が良くなる。

 

アビーの耳の故障は

血流の悪さも原因のひとつだったかもと

反省しています。

手作り食だから十分のはずと

思い込んでいました。

 

 

今はなんとか自力で立ち上がることができていて

お水の場所まで行けてます。

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あと一歩のところで、たどり着けないこともあります。

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徘徊もします。

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テーブルの下で身動き取れなくなっていることも

たまにあります。

 

 

ベッドの手前で寝ていることもあります。

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こんなですが、夜鳴きは皆無。

 

私も、今は「大変だよー」と思うことは

なくなりました。

穏やかなおじいワンになってくれています。

いいこ、いいこ(^.^)

 

 

ただ2つだけ悩みがあって、

痩せてしまって太らせられないこと。

気温と湿度が上がるとすぐにバテてしまいます。

 

それと、寝相がいつもお腹が下になっていること。

体勢を変えようとすると怒ります。

 

いずれも、なんとかできないかと模索中。。。

 

 

さて、どんどん老いていく愛犬の様子は

ちょいちょい動画に残す。

何か気づきがあるかもしれないし、

いずれ宝物になる。

 

というわけで、

5月8日、気持ちの良い日に

散歩したときの動画があります。

 

ギリギリのような、

まだまだのような、

そんな散歩風景です(^.^)

 

YouTubeに飛びます。

アビ爺の歩様チェック2022.5.8前半

https://youtu.be/LudSLE3K_Fk

 

 

アビ爺の歩様チェック2022.5.8後半

https://youtu.be/_BynEXTAJtE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年4月15日 (金)

アビーのふらつきと内耳炎

アビーが左に傾いてから

5週間が経ってしまいました。

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2週間を過ぎたところで少し改善したときは

これでもう大丈夫だと安心したのですが

そこからよくなる気配がない。。。

 

それで、皮膚科耳科の先生に

オトスコープで診ていただいたところ、

外耳道の奥から鼓膜付近に汚れが詰まっていて

中耳炎の可能性もあるとのことでした。

 

その診察は、耳の中に細いスコープを

入れるものですから、

アビーはものすごく嫌がって、

診察台の上で初めてお漏らししてしまいました。

 

私の服も上下から、靴まで汚れてしまい。

病院へ行く直前にトイレさせているのですが

結構溜まっているもんです。

 

暴れないように3人がかりで押さえて

先生が耳の中にスコープを入れます。

 

アビーは恐怖でギャンギャン吠えます。

 

さらに、その汚れを取らなければならないので

洗浄液を耳から入れて鼻や口から出す

ということをするので、

アビーの鳴き方も「抵抗」から「悲鳴」になります。

 

とても気持ちが悪くて辛いはず。

 

洗浄中に汚れが鼻に詰まったようで、

看護師さんがアビーの舌が紫色に

なっていることに気付きました。

それで洗浄を途中で止めたのでした。

 

あまりに可哀想だったので、

他に方法は無いかと先生に伺いました。

 

麻酔すると本犬も楽なのでしょうけれど、

年齢的に危険が伴います。

特にアビーは過去、何度かしている鎮静すら

覚醒が悪く、予定の時間より何倍も

眠り込んでしまう体質でした。

 

なので、耳洗浄のための麻酔で

その後覚醒せず寝たきりになったらと思うと

やはり怖くてできません。

 

かといって治療をしないでいると、

中耳が破裂するような事態も

想定できるとのこと。

 

点耳薬だけでなんとかならないか、

とも聞いてみましたが、

耳道に汚れがあると

その奥に薬が届きにくいから

効果が出ないそうで。。。

 

そんなわけで、この治療を続けるしか

方法はないようでした。

 

次は2週間後に来てくださいとのことでした。

 

 

治療の翌日からは

左回転から右回転を繰り返すように

なってしまいました。

 

治療によってどこかに不具合が出たのかも。

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次の診察までは点耳薬をしていました。

 

前回、呼吸ができなくなるという恐怖を

経験してしまったので、

二度目は診察室に入るなり、お漏らししてしまいました。

 

今回はしっかりオムツをしておいたので

周囲を汚すことにはなりませんでしたけれど。

 

洗浄はスムーズにいき、

鼻が詰まることもなく終わりました。

汚れが少し減っていたのでしょう。

 

次の治療は3週間後となりました。

 

 

ということは、

傾きの原因は中耳炎だったのか?

というと、それも今の段階では断定できず。

 

というのも、耳の洗浄をした翌日から

数日間は、右旋回を繰り返す、

という症状が出るので。

 

一度は立って食べられた食事も

また寝た状態で食べるようになってしまいました。

 

 

そんなわけで、今の不調は

単に高齢だからなのかな、

と思う日々になってきました。

 

 

長生きすれば、複数の箇所で

不調が起こってくることもあるだろうし、

最近は食欲もお通じも普通なので

傾きやふらつきは

老犬あるあるだと思ってよいのかもしれない。

 

そんなわけで、徐々にですが、

ふらついてもあまり心配しなくなりました。

 

 

ただ、家の中ではふらつきながらもよく歩くので

滑り止めマットのないところに

行ってしまって、滑って転んで

歩けなくなってジタバタしていることが

ちょいちょい出てきました。

 

この間は、スミレがお昼寝していたクレートの前で

ジタバタして立てなくなっていて

スミレがクレートから出られず

非常に困った顔をしていました。

 

 

そんなわけで、危ないところは通せんぼしたり、

マットを追加購入したりで、

とにかく快適に過ごせるように

家具の配置なども工夫しているところです。

 

日中はほとんど寝ていますが、

ユニ・チャームProの介護用ベッドがお好みです。

他にもベッドがあり、時間帯で移動していましたが

ここ4,5日はここばかり。

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滑り止めマットもたくさん必要になったので

先日インターペットまで出向き

2割引きで購入しました。

来週には届くと思われます。

 

わんこも高齢になってくると、

揃えるものが色々と出てくるものですね。

日常のルーティンも、元気さも

行動の様子も、あれこれ変わってしまうので

新しいコを迎えたみたいに感じます。

 

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2021年11月25日 (木)

アビーの老化、お漏らし編(≧∀≦)

8月に突発性前庭障害を発症したときに

体重が2キロほど減ったアビー。

その後、なかなか回復せず、

このまま弱っていくのかなと

心配していましたが、

最近ようやく増えてきました。

 

ほんの少しずつですけれど

嬉しいもんです。

 

体重増加と共に僅かながら

脚力も出てきたように感じます。


しかし、、、、ここへきて別の問題が。

 


排泄のタイミングが怪しくなってきました・・・

 

寝ているときに自然と出てしまったり、

体重を計ろうと抱っこしたとき、

車に乗せようと持ち上げたとき、

そして、

なんでもないときに出てしまったり(*´꒳`*)

 

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なんとか散歩中にしっかり出して欲しいと

ルートを工夫するのですが、 

私の思い通りにはならず。

 

結局、家の中だろうと外だろうと、

いつ出ても驚かないくらいの頻度に

なりました(^_^;

 

 

健康便なので、まあ、出てしまっても

踏まないでいてくれれば

掃除もそれほど大変ではありません。

 

便秘になって気を揉むより、

毎日出てくれることのほうが

良いかなと思えます。

 

それが・・・

いよいよ、おしっこも出てしまうように

なってきました。

 

といってもまだ軽症で、

量はマーキング1回分くらいの感じ。

 

それが、ごはんを食べているときに

出てしまうのです。

 

それ以来、お食事中にそっとシートを

敷くことにしました(≧▽≦)

 

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なんでまた、こんなタイミングで

出てしまうのかなぁ。。。

 

 

そんな中、近所でドッグフェスタがあり、

出店していたお店で

とてもよいマナーバンドを見つけました。

洗える布の吸収パッドを使うものです。

 

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これがあればちょっと安心。

 

でも、これを着けると、お漏らしが出ません☆

 

うふふ、助かります。

 

棚から牡丹餅、的な。笑

 

足腰が弱ってきているとはいえ、

まだまだ自分で歩けて、

段差も一段なら上り下りできるのに

排泄から弱ってくるとは。。

 

老犬介護・入門編の始まり始まり~

といった心境です。

 

 

 

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