ミュウは慢性腎臓病でして
前回、ジャスミンの難聴について書いたので
今度は同じ歳のミュウについて。
ジャスミンとミュウは同じ14歳。
誕生日が3週間くらい違うだけ。
子犬子猫のときを、一緒に過ごしました。
ケンカしたり寄り添ったり、
ごはんを一緒に食べたりしながら
成長してきたイヌとネコ💕
ジャスミンが難聴に対して、
ミュウはお耳はよく聞こえているようです。
でも、1年位前から
少しずつ腎臓が悪くなってきていて、
いよいよ半年前から薬をのんでいます。
腎臓病はステージ1から4で表されますが、
ミュウはステージ3に入ったところ。
ステージは「クレアチニン」の数値で決まるそうです。
参考基準値は「0.8-2.4mg/dL」
ミュウの場合は昨年の秋からレッドゾーン突入💣
( 8歳)2017年1月 2.0
( 9歳)2018年1月 1.9
(11歳)2019年9月 2.2
(12歳)2020年9月 1.9
ー-------------
(13歳)2021年11月 3.1★
(13歳)2021年12月 3.5
<投薬開始>
(13歳)2022年1月 3.3
(13歳)2022年4月 2.7
(14歳)2022年7月 2.8
確かにその頃からおしっこの回数が増えていて、
体からもわずかにおしっこ臭が😞
お漏らしかと思い、
ベッドなど普段からよくいる場所を
チェックしましたが、
それらしい臭いがないのですよねぇ。。。
この謎はいまだに解けず。
おしっこ回数はだいたい5回。
徐々に増えてきました。
健康なにゃんこたちは2回か、3回です。
固まるタイプの砂(穀類)を使っているので
量と回数の増減は簡単にわかります。
多頭なのに?と言われそうですが、
オスとメスでは固まる形状が違うということと、
サラと志麻とミュウは別々のエリアで過ごしているので
使うトイレが別になります💡
服用中なのは「テルミサルタン」という錠剤です。
腎臓病になると最初に出されるようですが
他にも種類があるそうです。
お値段は1錠100円を、1日4分の1。
飼い主の負担は少ないです。
ただ、病気が進行してくると
別の薬が追加されるとのこと。
腎臓病は猫に多い病気ということで、
私もできるだけ早期に発見して
腎臓ケアフード(低リン)にすることで
進行を遅らせてあげたいと考えていたので、
健康診断時の検査は
IDEXXのSDMA検査が始まった直後から
病院にお願いして検査してきました。
SDMA値は、クレアチニン値よりも先に、
腎臓の働きの悪化を知らせてくれるという
画期的な検査としてニュースになったからです👀
しかし残念なことに、
ミュウは昨年11月に
初めてクレアチニンが上昇(★)した際に、
同時にSDMA値も基準値を超えていた、
という状況でした😵
つまり、SDMA値が先に上がっていたかも
しれないけれど、
1年間検査していなかったから気付けなかった、
というわけです、とほほ。
短いスパンで検査していないと、
SDMA値計測のメリットを受けられないわけですね。
当たり前だけど、ちょっと盲点というか・・・
考えが浅かったなと😖
(数値に現れてくる時期は年齢や筋肉量により異なったり
さほど違いは無いという説もあるようです)
でも、ここから挽回しないと!!!
というわけで、張り切って腎臓ケアフード
(低リンになっている)をあれこれ買って、
さて、ミュウちゃんはどれがお好み?!
としたわけですが、
どれもこれも食べない!!!!
当初は、ドライもウェットも試しましたが、
こちらが張り切れば張り切るほど
抵抗されたような気がします。(笑)
ミュウちゃんお願い、これ食べて!!!!
これしかないのよ!!!!
と、心を鬼にして続けていても、
食べないったら食べない!
と、かなりの頑固者で。。。
にらめっこを続けていたら
ある日、ミュウのウンチが
ウサギの糞ように小さくコロコロと出ていて。
あーもう、止めよう。
なんて可哀想なことをしてしまったんだ、
好物を食べさせてあげよう。
そう思いました💧
体重も8歳の時は4.4kgあり、
さすがにこれは少々肥満でしたが、
12歳では3.9kgで
これならちょうど良いかと思ったところに
腎臓ケアフードとのにらめっこを始めると、
あっという間に3.3kgになっていました。
ミュウは女の子ですが、体が大きいので
3.3kgでは痩せ気味です。
3.6kgくらいほしい。。。🐱
猛烈反省し、それからは
好きなフードを半分、
腎臓ケア食を半分、といった形で
用意してあげました。
すると腎臓ケア食もそこそこ食べるようになり、
ウンチもいい感じになりました。
体重の減りもストップして、
若干ですが戻してきた感じです。
(時々、こんなポーズで食べる😃)
ネット上で無料の情報を読んでいると、
ネコが腎臓病になったら
タンパク質制限が必要だ
とありますが、最近の何かの研究では
タンパク質制限には意味がなく、
とにかくリンを減らすことが必要とのこと。
とはいえ、たんぱく質が増えれば
リンも増えるそうですから、
お肉やお魚をたくさん食べていいという
話ではないようですけれどね。
ここら辺の話は、こちらの本でどうぞ。
具体的なリンの値や、
低リンのフード紹介もあります。
できれば他にも読んでおきたいのですが、
今のところ適当な書籍が見つからないため、
この本を頼りに食生活を見直しています。
そして大事なことがもうひとつ。
痩せさせないこと。だそうです。
筋肉が落ちると、身体機能の低下に
つながるそうです。
高齢犬アビーを見ていると、まさに・・・
といった感じ。
なので、2週間おきに体重を計っています。
今より減らないよう注意しなきゃです。
(まだ張りのある肉球💕)
通院は、投薬を始めたことで
3か月おき、となりました。
次回は、なにか別の検査を追加するそうです。
カルシウムと、うーん、なんだったかな
血液でOKだったかと。
できればおしっこも採りたいけど
ミュウの採尿は難しい。
これまで多くの保護猫さんたちの採尿を
得意としてきましたが(笑)
それらの結果で、
追加のお薬が必要かどうか、
ということだそうで。
いつまでもクレアチニンの数値だけ
チェックすればいいわけではないのですね。
せっかく耳がしっかり聞こえていて、
体もまだまだ動くので、
そこそこに充実した食生活をしながら
腎臓病の進行を遅らせることが
できるといいのですけど💓
10年ほど前、
義父が糖尿病で食事制限すべきだったとき、
「長生きすることよりも、
おいしいものを食べていたい」と言って
好きなものを食べていたことを思い出します💦
でも私はミュウが苦しむのを見たくないので
うまく譲歩しながら、
やっていければと思っています。