高齢犬猫や介護のこと

2024年7月12日 (金)

スミレ、安らかに

スミレ、6月26日に逝ってしまいました。

 

前回のブログで、

咳止めシロップがとても効いたこと、

嚥下がよくなくてブレンダーを使っていること、

下半身まひが出ていること、

マッサージをしてもらおうと思っていること、

車椅子を検討していることを書きました。

 

車椅子については、目が見えないので

たぶん使いこなせないだろう

という結論になりました。

 

ならば、とにかく下半身を楽にしてあげよう、

カチカチだから

 

そう思って、いつもお願いしている

マッサージの先生に連絡すると

体調を崩されていて

急ぎではお願いできませんでした。

 

そこで私は判断ミスを犯してしまいました。

別の先生に鍼治療をお願いしたのです。

 

鍼治療は

・悪性腫瘍のある人

・出血性の疾患がある人

・体力のない人

などは禁忌なのです。

 

アビーのときの

別の獣医さんから、そう聞いておりました。

 

なのに、うっかり・・・

 

下半身まひのことばかり考えてしまいました。

 

 

 

鍼治療をお願いしたのは

亡くなる2日前でした。

 

その4時間後が夕食の時間でしたが

ぐったりして食べることができませんでした。

スミレが食べられないのは初めてのことでした。

 

深夜も、翌朝も、口元に運ぶも

顔を背けて食べませんでした。

 

これはまずいと思い、

ペーストのオヤツ系をあげると

それはペロペロしてくれました。

 

そして午後になってようやく、

ごはんを食べてくれました。

でも、半分だけ。

 

嚥下もおかしい感じでした。

 

そのうちコンコンと咳が出るようになり、

咳止めシロップを食べさせたのですが

吐き出してしまいました。

 

夜になり、ワンワンッと言っては

ぜいぜいし始めて・・・

少し寝たものの、

早朝からまたワンッと1回吠えては休み、

ワンッと言ってはコンコンと咳込み、

ずっと背中をさすったり、

ペーストを口元に持っていったりしましたが

ゼイゼイしはじめて

とうとう空気を吸えない状態になり

スーッと静かに力が抜けていきました。

 

あっという間でした。

 

鍼治療の先生を責めても仕方がありません。

私がお願いしたのですから。

 

それに、嚥下が困難になってきた時点で

あと1、2週間くらいかなと思っていました。

 

だから、鍼治療をしなくても

1か月は生きられないだろうと覚悟はしていました。

 

ただやっぱり、少し早めてしまったな、と。

 

でも考えようによっては、

下半身のカチカチ具体はほぐれて

少し自分で動かしていたので

そこはスミレ的によかったことかもしれないと。

 

命の終わりはコントロールできないものです。

 

僅かな刺激が

死期を早めてしまうことなんて

たくさんあるんだと。

 

しかもそれは無意識にやっていることもあるでしょう。

 

 

なので、私はくよくよしていないし、

苦しみのない最期なんてないと思っているので、

苦しい時間、ずっとそばに居れたこと、

私が想いつくすべてのことを

スミレにやってあげられたこと、

それらは、

変な言い方ですけれど

飼い主として満足できる数か月だったと思います。

 

 

スミレも私や鍼の先生を恨んではいないでしょう。

 

 

なんか、すごいタイミングなんですけど、

スミレが亡くなった翌日に

私は整体院の予約をしていました。

スミレの介護中、背中と腰がどうしようもなく痛くて

もう限界、というほど酷かったのです。

 

整体を受けながら、涙がこぼれてきて

スミレが楽しそうにしていたシーンを

あれこれ思い出していました。

 

私が鼻をすすっていたので

整体師さんが「大丈夫ですか?!」と

声をかけてくれました。

 

実は・・・と話すと

「昨日の今日ではまだ心の整理がつきませんね」

と一言だけ言って、

そのあとは黙々と背中と脚をもんでくれました。

 

その日から、腰の痛みはほとんど無くなってしまいました。

 

スミレが持っていってくれたのかも。

 

本当にイイコでした。

 

可愛い子でした。

 

世間ではそれなりのお年である9歳のときに

飼い主さん(遠い親戚)が倒れたために

うちで引き取ったのですが、

まさかそこから8年も生きてくれるなんて。

 

 

大往生だと思っています。

 

皆さんに「えらいねー!!すごいねー!!」と

褒められてばかりの子でした。

 

だから私もスミレにたくさん癒されました。

 

介護という形になってしまったけれど、

スミレが最期まで幸せに生きられるよう

私は結構、頑張りましたよ。

 

可愛い笑顔をたくさんくれたスミレに

しっかり恩返しできたかな。

 

 

 

できたよね。

ありがとう、スーちゃん。

 

 

☆遺跡のある公園に行ったとき

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☆車でのお出掛けに慣れた頃

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☆いつものお散歩コース

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☆テーブルの下でおこぼれ待つとき

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☆フィットネスクラブでの頑張り

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☆ノーズワーク教室で

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☆よく行った公園

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☆新入りポコのこともすんなり受け入れ

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☆たくさんのお花で飾り、送り出しました

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天国でアビーと再開してね。

仲良く遊んでね。

 

 

☆黄金時代

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2024年2月23日 (金)

アビーの一周忌

2月18日はアビーの一周忌でした。

一年、あっという間でしたが、

アビーのことは頻繁に思い出していて

やっぱり時々じわっと涙が出るんですね。

ほんとにいい子だったな♡と。

 

 

そしてアビーの遺影に飾りたい

今の季節のお花というと、

ミモザとコデマリ。

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ミモザのリースからアビーをのぞいてみましたよ♡

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昨年、アビーを虹の橋に送ったあとに

鉢植えのミニ胡蝶蘭を購入したのですが、

なんとそれが今年もつぼみを付けてくれたのです。

肉厚な葉の間から茎がすーっと伸びてきて。

 

そして今日、花を咲かせてくれました✨

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なんとも可愛いらしい。

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蕾はあと6つくらい。

全部咲きますように。

 

 

 

そしてそして、

2月18日にクラウドサービスから

「今日の思い出」ということで

3年前の動画のお知らせがあり。

 

アビーとジャスミンとスミレで

筋トレしている動画でした。

 

なかなか見れなかった思い出写真が

それでやっと、しかも動くアビーを

懐かしく愛おしい思いで

見ることができました。

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バランスディスクに乗る筋トレ。

でも、アビーは乗っていません。

この時すでに、後ろ脚はギリギリでした。

バランスディスクは

後ろ脚の筋力がそこそこ必要なんですよね。

 

でも4本脚なら動けたので

こんなことをしていました。

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ジグザグに歩きます。

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マテさせていたジャスミンとスミレが

我慢できずに乱入!笑

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アビー、オヤツ欲しさに張り切って

歩きます(^^)

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懐かしく楽しい思い出。

何度も何度も見てました。

 

ちょうど美容室の日だったので

これを美容師さんに見せたら

「わんちゃんたち、いつも楽しそうで

しあわせですねー!

こんなふうに遊んであげればいいのかー」

と言ってくれました。

 

散歩やドッグラン以外にも

犬が楽しめる遊びはたーっくさんあるんですよね。

 

 

翌日にはアビーを可愛がってくださった

ご近所さんがお花を届けてくれました。

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そろそろ4月はじまりの、

我が家オリジナルカレンダーを作る時期ですが、

アビーの写真は山ほどあっても

もう増えることはないんだなぁ・・と

少し、しみじみ・・・します。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年8月25日 (金)

スミレ、癌と老化で

癌と共存中の、16歳のスミレです。

脇の下にしこりが見つかってから一年が経ちました。

疲労と老化で、どこでも寝んね状態です。

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お水を飲むと、この状態で寝てしまうことさえあり、

そのたびに、いよいよかなと一瞬思いますが・・・

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赤紫色で1から2センチ程度のしこりは

大きくなったり小さくなったりを繰り返してきましたが

いよいよもう、小さくなる気配がなく、

周辺の皮膚も毒々しい色になってきました。

獣医さんのお話だと、そろそろ末期みたいです。

肩で息をしていることもあるので

体中が凝り凝りだろうと思い、

マッサージをしてもらうことがあります。

マッサージ後はすっきりしたお顔になり、

正座もできるようになります。

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数日でまた凝り凝り状態にはなりますが、

定期的にリカバリーしてあげるのは

それ以上悪くならないために重要だと思うのです。

 

スミレの皮膚癌は

内臓に転移しやすいという肥満細胞腫。

だから、お腹が腫れてぽんぽこりん状態になると

転移による腹水かと心配になり、

エコーで診てもらうことがあります。

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でも結局、腹水はなく、

筋肉低下などによるものだろうとのこと。

長期ステロイド投与によって皮膚が薄くなっているため

血管も透けて見えて、少々ぎょっとする見た目。

 

そして心臓の働きも弱くなり

流れが悪くなっているそうで、

呼吸が荒くなることが増えました。

 

不安もあるのでしょう、

なんとなく、誰かの傍にいたいようで。

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さらに、高齢&運動不足&膝蓋骨のエラーで

立ったり座ったりもしんどそうで

後ろ脚にナックリングが出るようになりました。

 

横になるときも大体こんな風に、

片脚を伸ばしています。

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視力は明るいうちしか働かず、

暗くなるとほとんど見えない様子。

なので、私が寝ている間は安全確保のため

サークルに入れるようにしました。

いままではフリーでしたが、

少々吠えるだけで、すぐに

ぐうぐうと寝息を立てています。

 

甲状腺ホルモンも投与していますが

足りなくなってきたのでしょう、

疲れやすく、毛も薄いまま。

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ホルモン剤を増やすかどうか、

先生はよく悩んでくださいます。

増やすと元気が出るのでハアハアが酷くなり、

つまり心臓が辛くなるみたいなんですよね。

心臓のためにはゆったりした毎日が望ましいようです。

 

 

あちこち弱ってきてるなぁ、という印象です。

 

 

でも、スミレは強いなぁ✨と思うのは、

食欲が衰えないところ。

 

体重2倍ちょっとのジャスミンと

同じくらいのごはんをペロリと平らげ、

その後もお皿を舐めまくり。

嚥下が弱り始めているのか、

汁だくのごはんだとむせることが出てきました。

食べやすくなればと、

トロミ粉を使ってみたら

むせることがなくなりました。

 

アビーの介護経験が役に立ち始めています。

寂しいことではありますが、誰にでも訪れること。

 

今年初め、スミレのお正月は

今年が最後だろうなと覚悟してから8ヶ月。

今なお、ノーズワークができるほどの気力があるのは、

丁寧に治療してくださる先生のおかげだと思います。

スミレの主治医選びは考え抜いての決断だったこともあり、

満足度の高い結果になっています。

 

どうかこのまま、最後まで穏やかに過ごせますように。

 

ノーズワークは1日3回だけ。

それだけでも、脳と体によいリハビリです。

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2023年7月 5日 (水)

高齢犬との暮らしセミナー!

先日、ユニチャームさんが主催する

無料セミナーに参加してきました。

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以前、アビーの介護が始まりそうな時に参加し

とても役に立ったので、

今度はスミレ対応の目線で参加してみました。

 

最近のスミレさんは筋力・視力低下で

トボトボ歩きです。

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けれど食欲旺盛で

トイレ場所も忘れておらず、

室内をわりとウロウロしています。

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私たちが夕食の時は

ジャスミンやポコと一緒に

おこぼれをもらうのを

楽しみにしているし、

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私がどこにいるのか探すこともあります。

 

もしかすると癌に負けることなく

この調子で老いを重ねていきそうなので

セミナーではとにかく女の子用の「おむつ」について知りたい!

 

そしてアビーのときの介護で困ったことを

話したい!

ぜひとも商品開発に取り入れて欲しいと。

 

 

まあ、そんなわけで、

ユニチャームさんが家庭訪問することで得たという、

たくさんの情報も興味深く聞きながら、

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いよいよ、おむつの話に。

 

最近、さらに小さいサイズの4Sが

発売されたとのこと。

 

以前、スミレ用に買ってイマイチだったのは

3Sサイズ。

だから4Sを試着したかった♡

 

で、着けてみると、小さい😓

 

それならばと、ユニ・チャームさんが

猫ちゃん用を営業車から持ってきてくださったのです。

 

それがスミレにはぴったり♡

 

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スミレ装着の写真がなくて説得力に欠けますが・・(;´∀`)

 

スミレは腰が曲がり始めているから脱げやすいのだと。

だからウエストが長めの猫ちゃん用がよいそうで。

 

ねこちゃん用は足回りのカーブも工夫されているそう。

 

 

また、私が思っているより

もっとキツめにテープを留めたほうがよい

とのアドバイスもいただきました。

 

そして試着した3タイプのおむつ各4枚入りを

お土産にいただきました。

スミレに合わなかったサイズ3Sと4Sは

必要な方に差し上げますよ(^^)

 

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今回のセミナーもまた、とても参考になりました。

参加してよかった。

 

これからもうちのコたちの介護がどんどん続くので、

自分のためにも、介護上手になりたいものです。

 

 

 

 

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