血清点眼と、トイレ付き添いの日々
先生のご説明は確か、
「とにかくジャバジャバ点眼してください」
といった表現だったと思います。
それを私が、
「1時間おきくらいでいいですか」と確認し、
点眼生活をスタートしました。
頻繁に点眼するだけで
スミレの痛みが取れるならと、
私は2日間の予定をすべてキャンセルしました。
けれど、ここで盲点!
私のやる気とは裏腹に、
スミレはスヤスヤ寝てばかりなのです!
そりゃそうです、16歳半を過ぎた
お婆ワンですから。
点眼って、寝ているときは
できないんですよねぇ・・・・
こうなってみて初めて気付きました。笑
起こしてまで点眼したほうがいいのかなと
迷いながらも、
いやいや、とにかく角膜を修復しないと
炎症が起こってしまうかも!と思いなおし、
スミレをそっと起こしては
点眼を繰り返していました。
ただ、私が寝る5時間くらいだけは
お休みしましたけど。
で、翌日もまた病院へ。
先生から、
この調子で点眼がんばってくださいと
言われて帰宅。
そして次は、3日後に
スミレとポコを連れて病院へ。
スミレの状態を診てもらい、
ポコは二度目の採血。
少し落ち着いてきましたね、
でもまだ点眼は続けてください、と先生。
ホッとしながら、また血清を受け取り、
私の独断で2時間おきくらいに減らして、
点眼!点眼!また点眼!
けれど、起きていれば1時間間隔でも
点眼しました。
点眼のとき、スミレはじっとしてくれるので、
しっかり無駄なく
ポコの血清を使うことができました。
ただ、スミレの視界の悪さは続いているようで、
狭い所に入り込んでしまったり、
トイレの場所がわからないようでした。
なので、まるで子犬のように
そわそわし始めたらトイレに連れて行く、
というサポートが必要になりました。
これまでは夜間も自由にさせていましたが
さらに怪我をしたら大変なので
サークルを作り、その中で寝てもらいました。
なかなかその環境に慣れず、
毎晩1時間くらいはサークルの中をウロウロ。
とても可哀想でしたが、これを機会に
サークルで寝ることに慣れてもらったほうが安全です。
そして4日後、これは確か、4度目の通院。
再び、ポコ同伴。
先生から
「順調に回復しているので手術は必要ないでしょう!」
との説明を受け、猛烈安堵♡
これが最後ということでポコちゃん3度目の採血。
今度は首からでした。
首だと早い。けど、痛々しい(涙)
血清を受け取り、再び点眼!点眼!
結局、10日ほど点眼し続けました。
おかげでスミレの目にキラキラが戻ってきました。
角膜に透明度が出てきたのです。
充血もなくなり、
視力も少しずつ戻っているようでした。
そして3日後に再び通院。
けれどこれは目のことではなく、
もともと2週間おきの通院で
癌のほうを診てもらいつつ、
慎重にシャンプーしてもらうための日でした。
眼の治りも順調なので
予定通りにシャンプーしてもらえました!
血清点眼の影響で
目の周りの毛がべたついていたので
スミレも不快だろうと気になっていましたから
綺麗にしてもらえてひと安心です。
癌のほうの薬をもらい、
次は1週間後でOKとなりました。
ようやく、血清点眼が終わって、
一般的なヒアルロン酸の目薬になりました。
ポコちゃん、ありがとう。
本当にお疲れ様。
スミレの右目の中央には
突起が残ってしまいましたが、
怪我をする前に近い状態に戻ったのか、
トイレもひとりで行けるようになり、
動きも活発になりました。
狭い所に入り込むこともなくなり、
以前の動きに戻ってきました。
夫もあれこれ協力してくれたので
スミレの目を第一に、なんとか乗り切れました。
今回は、病院が遠く、
ポコも連れて行かねばならない苦労、
トイレのサポートも加わり、
なかなかどうして、ちょいと、しんどかったー (;´∀`)
兎にも角にも、目の怪我に詳しい先生で
本当に良かったと思います。
気が付けば、もう、8月!!
猛暑続きですが、日に日に元気になるスミレ!
先日は、な、な、なんと!
ポコにバランスディスクを教えているときに
「それ、あたしの十八番!!」と、
ポコをすり抜けてディスクに飛び乗りました。
ちょっと驚きましたが、
そのくらいの元気があって良いことかと(^^)
だって、肥満細胞腫(高悪性度)の診断から
そろそろ一年経つのですから、
転移していないだけでありがたいのです♡
強いね、君は!☆彡